特許
J-GLOBAL ID:200903035340983606

自動車用電動ドアミラー

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-117938
公開番号(公開出願番号):特開平5-286394
出願日: 1992年04月10日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【目的】 ドアミラーが障害物と衝突した際の緩衝作用、特に前倒方向の緩衝作用を十分なものとする。【構成】 ミラーベースプレート3前端に回転軸O1を形成し、これを中心とする円弧を中心線とし、第1中心O2と第2中心O3をもつ長円形の開口7を形成し、この開口内にセンターシャフト14を貫挿し、センターシャフトを中心として、又はセンターシャフトを開口内にて移動させて、ミラーホルダを回動させ、後倒、前倒動作させる。センターシャフトの駆動は、モータにて行い、ドアミラーの格納及び正常位置への復帰を電動にて行う。
請求項(抜粋):
フロントドアに車体外方に突出して略水平に固定されるミラーベースプレートであって、該プレートの前端付近に形成され、ボールベアリングが回転自在に支持されてなる回転軸と、車体側に第1中心を、該第1中心より外側に第2中心を有する湾曲した長円形であって、該長円形の中心線が上記回転軸を中心とし、上記第1、第2中心を通る円弧に一致する開口と、上記第1中心を中心とする円弧上に形成された第1の溝と、上記回転軸を中心とする円弧上に形成され、その両端が上記回転軸と第1中心及び回転軸と第2中心を結ぶ2つの半径方向の線の延長線上に位置するとともに、上記第1の溝に連続する第2の溝と、上記開口の内壁面であって、上記回転軸を中心とする円弧に一致する2つの内壁面のうち上記回転軸より遠い側に位置する内壁面に形成されたラックとを備えてなるミラーベースプレート;上記開口に略垂直に貫通せしめられるとともに、下端に上記ラックに歯合するピニオンが固定せしめられ、回転しながら上記第1、第2中心間での移動が可能なセンターシャフト;上記ミラーベースプレート上において、上記センターシャフトに支持され、該センターシャフトを中心に回転する、ミラーが取りつけられるミラーホルダであって、上記開口の上記第1中心を中心とし、上記回転軸を通る円弧上に形成され、上記ボールベアリングが回転しながら移動する、上記ミラーホルダ下面に形成された第3の溝と、該溝の天井面の中間に形成され上記ミラーホルダの正常位置を決定する第1凹部と、上記溝の天井面の車体側端部に形成され上記ミラーホルダの後倒位置を決定する第2凹部と、上記溝の天井面の車体外側端部に形成され上記ミラーホルダの前倒位置を決定する第3凹部とを備えてなるミラーホルダ;上記センターシャフトの上端付近に、該センターシャフトに対し回転可能な状態で支持されたセンターギア;上記センターシャフトの、上記ミラーホルダと上記センターギアの間に貫挿され、上記ミラーホルダを上記ミラーベースプレート側へ弾性押圧するコイルスプリング;上記センターシャフトの、上記センターギアと上記コイルスプリングの間に、回転不可能な状態でかつ、上記シャフトの軸方向の移動のみ可能な状態で支持され、上記コイルスプリングにより上記センターギア側へ弾性押圧された、上記センターギアに歯合するクラッチ;上記ミラーホルダに固定され、その駆動力が上記センターギアに伝達される可逆モータ;を含む自動車用電動ドアミラー。

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