特許
J-GLOBAL ID:200903035390332380

超高速円筒ころ軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-134265
公開番号(公開出願番号):特開平8-004775
出願日: 1994年06月16日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、超高速で回転する回転軸を支持するための超高速円筒ころ軸受に関する。従来の軸受は、転動体(ころ)のスキッドを防止するため、転動体の公転する内、外輪の軌道面の一部分を非真円にして、転動体に局部的な予圧をかけるようにしていた。このため、dN値の大きい回転軸を支持する軸受では、振動が大きくなるとともに、軸受寿命が短くなるという不具合があった。【構成】 本発明は内、外輪の軌道面を略真円で形成するとともに、潤滑油供給のためのノズルが、同一位相をなして内輪の内径面から転動体の両端部に向けて、内輪を貫通させて設けた。これにより、転動体に局部的にかかる予圧による振動がなくなるとともに、軸受の寿命を長くすることができる。さらに、ノズルから噴出する潤滑油の回転方向の速度成分により、転動体を公転方向に駆動するのでスキッドが防止できるとともに、同一位相からの同量の潤滑油で転動体を駆動するので、スキュウを防止することができる。
請求項(抜粋):
高速回転する軸の外周に固着された内輪、前記軸の支持台に固着された外輪、および前記内輪の軌道面と前記外輪の軌道面の間に介装され相対位置が保持器により規制されて転動する円筒状の転動体からなり、前記軸を支持する超高速円筒ころ軸受において、前記内輪の軌道面、および前記外輪の軌道面が略真円で形成されるとともに、前記転動体の前端部、および後端部のそれぞれに潤滑油を供給するノズルが略同一位相の前記内輪の内径面から軌道面、若しくは前記転動体の端面部に貫通して設けられていることを特徴とする超高速円筒ころ軸受。
IPC (2件):
F16C 33/66 ,  F16C 19/26

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