特許
J-GLOBAL ID:200903035407082170

分子膜の解析方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-070381
公開番号(公開出願番号):特開平5-256780
出願日: 1991年03月12日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 分子膜の動的挙動をより正確に解明することができる分子膜の解析方法を提供することにある。【構成】 蛍光分子を含んだ平面分子膜を有する試料4に、偏光方向がεの励起光を入射させ、そこからの蛍光の各偏光強度IX (t),IY (t),IZ (t)を検出し、各偏光成分を全蛍光強度規格化して、MεΞ(t)=IΞ(t)/IT (t)を計算し、MεΞ(0)、MεΞ(∞)の値に基づいてθC を求め、ΞZ を計算し配向角を求めて、MεΞ(t)の実験値と、所定の方程式による計算値が一致するように揺動拡散定数DW を決定することを特徴とする。
請求項(抜粋):
蛍光分子を含んだ平面分子膜を基板上に形成し、前記分子膜面に対して偏光方向がεで表される励起光を入射させ、そこから発せられた蛍光の各偏光強度IX (t),IY (t),IZ (t)を検出し、各偏光成分を全蛍光強度 IT (t)=IX (t)+IY (t)+IZ (t) (式1)で規格化して、 MεΞ(t)=IΞ(t)/IT (t) (式2) (Ξ=X,Y,Z)を計算し、MεΞ(0)、MεΞ(∞)の値より、 3[21+30M1 -35Mεε(0)(M1 +1)]〈P2 〉 -28〈P22 〈P4 〉-20M1 〈P2 〉〈P4 〉 +35M1 2 〈P4 〉 =0 (式3) 3[7+5(M2 +M1 )-35MεΞ(0)(M1 +1)]〈P22 +14〈P22 〈P4 〉+20(M1 +M2 )〈P2 〉〈P4 〉 +35M1 M2 〈P4 〉 =0 (式4) 但し、M1 =3Mεε(∞)-1 M2 =3MεΞ(∞)-1 Ξ≠ε の関係を用いて〈P2 〉を求め、 θC =arccos[1/2{-1+√(1+8〈P2 〉)}] (式5)よりθC を求めるとともに、 MεΞ(∞)=[1+(3ΞZ 2 -1)〈P2 〉]/3 (式6)の関係によりΞZ を計算し、図4に示す(式7)として、d31,d32,d33を得た上で、 δ1 =arccos(d33) (式8) δ2 =arctan[d31/(-d32)] (式9)により配向角を求め、更にMεΞ(t)の実験値と、図5ないし図6に示す(式10)から(式20)による計算値が一致するように揺動拡散定数DW を決定することを特徴とする分子膜の解析方法。
IPC (2件):
G01N 21/64 ,  G01N 21/78

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