特許
J-GLOBAL ID:200903035417941863

トリポッド型等速ジョイント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-078807
公開番号(公開出願番号):特開平9-273566
出願日: 1996年04月01日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【目的】 ジョイント角を付与して運転する際に、トラニオン9に加わる軸力を低減して、不快な振動の発生を防止する。【構成】 トラニオン9の周囲にニードル軸受11を介して内側ローラ10を回転自在に支承し、この内側ローラ10の周囲に外側ローラ12を揺動自在に支持する。この外側ローラ12の外周面16は、中央部から外側半部にかけての円筒面部18と、内側部分の球状凸面部19とから構成する。
請求項(抜粋):
それぞれがハウジングの軸方向に対して平行な1対の内側面を有する3個の凹部を内周面に等間隔に有し、第一の回転軸の端部に固定される中空筒状のハウジングと、このハウジングに設けた上記3個の凹部内に進入する3本のトラニオンを外周面に固設し、第二の回転軸の端部に固定されるトリポッドと、外周面を球状凸面とし、上記各トラニオンの外周面にニードル軸受により回転自在に支持された内側ローラと、内周面を球状凹面とし、この球状凹面と上記球状凸面とを摺動自在に嵌合させる事により、上記各内側ローラに揺動自在に外嵌された外側ローラとを備え、これら各外側ローラの外周面を上記凹部に設けた内側面に転接自在としたトリポッド型等速ジョイントに於いて、上記各外側ローラの外周面は、上記トラニオンの先端寄り半部からこのトラニオンの基端側に亙って設けられた円筒面部と、上記トラニオンの基端寄り部分に設けられてこの円筒面部から離れるに従って外径が小さくなる球状凸面部とを滑らかに連続させた形状を有し、上記球状凹面の曲率の中心点を通り、上記外側ローラの中心軸線に対し直交する直線を第一の直線とし、これら中心軸線及び第一の直線と同一平面上に位置し、上記曲率の中心点と、上記円筒面部と球状凸面部との境界とを結ぶ直線を第二の直線とし、この第二の直線と上記第一の直線との傾斜角度をγ<SB>i</SB>とした場合に、0°<γ<SB>i</SB> <11°とした事を特徴とするトリポッド型等速ジョイント。

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