特許
J-GLOBAL ID:200903035446352460

燃焼管による分析試料の前処理法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-118165
公開番号(公開出願番号):特開平9-274030
出願日: 1996年04月04日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】熱分解で試料液を作る前処理を自動化して分析能率の向上を図る。【解決手段】縦型石英燃焼管1の上を燃焼部2、下を燃焼ガスの捕集部6に分ける。試料の燃焼で供給される酸素は噴射ノズル7から高温の燃焼部内壁に沿って高速回転する螺旋気流を作る。試料カプセルはこの酸素と共に落下し高熱を発して瞬時に燃焼し燃焼ガスは排出系を閉鎖した捕集部6に圧入される。冷却後、上部から噴霧した吸収液は捕集部下部に溜まり燃焼管内の圧力で排出導管9から噴射管に入る。この管の加圧て吸収液は捕集部下部の噴射ノズル7から上部の反射面10に噴射して飛散し循環噴射を繰り返す。この飛散による気液混合、噴射、衝撃による振盪効果は吸収液による燃焼ガスの吸収、添加剤による還元、酸化を促進し、この吸収液を測定系に送る。2,3回同工程を行い全吸収液は一定量にして測定を行う。
請求項(抜粋):
縦型石英燃焼管の上部を試料の燃焼部、下部を燃焼ガスの捕集部にして、その下端には2本の導管をつけ、その一つは捕集部内の下部に設けた上向きの吸収液噴射ノズルに内部でつながり、他方は3方弁を経て、排出系につながる経路と、吸収液噴射ノズルの導管につながり捕集部を経る循環経路に分け、燃焼管上端は燃焼管と同軸の試料落下穴と、この穴の内壁円周にそって酸素を噴射する酸素噴射ノズルを設けた連結器に接続し、捕集部下部の導管を循環経路状態で、加熱した燃焼部に酸素を螺旋気流にして噴射しながら試料を落下、燃焼し、燃焼部冷却後、連結器に装着した吸収液噴霧器から吸収液を噴霧し、捕集部底に溜まった吸収液は循環経路内に設けた外圧で凹む管からなる噴射管内に燃焼管内の圧力で充填され、噴射管が加圧で凹むと逆流防止弁を経て吸収液噴射ノズルから吸収液を噴射させ、燃焼部と捕集部の接続管内に点熔接した密封管の下端に熔接し捕集部内上端を覆う半球体底の反射面で吸収液を下に跳ね返し捕集部内に飛散させ、この循環経路内の噴射管による吸収液の循環、噴射の連続反復後、吸収液を排出経路から測定系に送ることを特徴としてなる燃焼管による分析試料の前処理法。
IPC (2件):
G01N 31/00 ,  G01N 25/24
FI (2件):
G01N 31/00 Y ,  G01N 25/24

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