特許
J-GLOBAL ID:200903035459227583

炭化水素の除去及び回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-059906
公開番号(公開出願番号):特開平6-269633
出願日: 1993年03月19日
公開日(公表日): 1994年09月27日
要約:
【要約】【目的】揮発性の炭化水素の貯槽等で発生する、空気と炭化水素蒸気が混合した排出ガスから、炭化水素蒸気を除去するとともに回収する方法において、特に、排出ガス中の炭化水素濃度を、例えば1%未満の如く、極めて低く抑えて排出する場合に好適な方法を提供すること。【構成】吸収塔1、再生塔9及び10、回収塔21を備えた装置を用いて、排出ガス2から炭化水素蒸気を回収する方法において、前段の再生塔9においてフラッシュされ大半の炭化水素蒸気を放出した吸収液を、最終段の再生塔10の充填部31に導き、そこに窒素ガスあるいは空気等の非凝縮性ガス吹込んで気液接触させ、残余の炭化水素を放出させる。この様にして炭化水素濃度が極めて低くなった吸収液を再び吸収塔1へ送り、循環使用することにより、排出ガス中の炭化水素濃度を低く抑える。
請求項(抜粋):
吸収塔、2段以上の再生塔、回収塔を備えた装置を用いて、(イ)空気と炭化水素蒸気が混合した排出ガスを、吸収塔において有機液体の吸収液と向流的に気液接触させて、炭化水素蒸気を吸収液により吸収して、排出ガス中の炭化水素濃度を減少させて大気中に放出し、(ロ)炭化水素蒸気を吸収した吸収液を、減圧排気されている2段以上の再生塔の各段の中で、順次フラッシュさせて、吸収液から炭化水素蒸気を放出させ、(ハ)再生塔の最終段で処理した吸収液を、再度、吸収塔に送り、循環使用する、炭化水素の除去及び回収方法において、(ニ)再生塔の最終段の内部に吸収液の表面積を拡大する構造物を設け、この構造物に非凝縮性ガスを吹込んで吸収液と気液接触させることにより、吸収液から残余の炭化水素を放出させ、(ホ)吸収液から放出され、再生塔各段より排気された炭化水素蒸気を、最終段を除いては回収塔に送り、凝縮して回収し、(ヘ)再生塔の最終段の排気のみは吸収塔へ戻すこと、を特徴とする炭化水素の除去及び回収方法。
IPC (7件):
B01D 53/34 120 ,  B01D 53/34 ZAB ,  B01D 53/34 117 ,  B01D 3/06 ,  B01D 19/00 ZAB ,  B01D 19/00 101 ,  B01D 53/14 ZAB
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭57-076417

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