特許
J-GLOBAL ID:200903035465126012

抜け止め構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 根本 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-264857
公開番号(公開出願番号):特開平11-078932
出願日: 1997年09月10日
公開日(公表日): 1999年03月23日
要約:
【要約】【課題】筒状部材からの挿入部材の抜け止めを、リング部材により、部品点数、組み立て工数、加工コストを増大させることなく迅速、確実に行える構造を提供する。【解決手段】筒状部材6に一端開口から挿入される挿入部材22の外周に、その開口に対向する一端面22′に向かうに従い漸次小径となる受け面26が形成される。その周溝25の軸方向寸法は、その筒状部材6の内周の周溝25の内周面と受け面26との間の環状領域に配置されるリング部材23の軸方向寸法よりも大きい。その筒状部材6の内周の阻止部により挿入部材22の前記開口から離反方向への移動を阻止できる。そのリング部材23は、外径が筒状部材6の内径よりも自然状態では大きく、弾性変形により小さくなる。その挿入部材22の前記開口に向かう変位を阻止可能にリング部材23に接する周溝25の内周面と受け面26とは、前記開口に向かうに従い互いとの間隔が漸次大きくなるテーパー面とされている。
請求項(抜粋):
一端に開口を有する筒状部材と、その開口から筒状部材に挿入可能な挿入部材と、その筒状部材の内周に形成される周溝と、その挿入部材の外周に、前記開口に対向する一端面に向かうに従い漸次小径となるように形成される受け面と、その周溝の内周面と受け面との間の環状領域に配置されるリング部材と、その筒状部材の内周に、その挿入部材の前記開口から離反方向への移動を阻止できるように形成される阻止部とを備え、その周溝の軸方向寸法はリング部材の軸方向寸法よりも大きくされ、そのリング部材は、外径が前記筒状部材の内径よりも自然状態では大きく、且つ、小さくなるように弾性変形可能とされ、そのリング部材が前記周溝の内周面と受け面とに接することで、その挿入部材の前記開口に向かう変位が阻止可能とされ、その挿入部材の変位を阻止可能にリング部材に接する周溝の内周面と受け面とは、前記開口に向かうに従い互いとの間隔が漸次大きくなるテーパー面とされている抜け止め構造。

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