特許
J-GLOBAL ID:200903035471399594

ポリオレフィン発泡体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 清路
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-306499
公開番号(公開出願番号):特開平6-126852
出願日: 1992年10月20日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】 2段発泡法の利点を保ちつつ、効率的に冷却と加熱とを行い、その後冷却成形用型を迅速、均一に昇温し、成形性、表面平滑性等の良いポリオレフィン発泡体を効率的に得られる製造方法を提供する。【構成】 ポリオレフィン、発泡剤等を含む発泡性組成物より中間発泡体を製造する第1工程と、中間発泡体を冷却成形用型1に入れ、その型の上下に配設された加熱板2を温度T1 とし、中間発泡体を加熱し、その発泡体中の発泡剤の残部を分解させ発泡を誘起させた後、その発泡体の外周面を均一に冷却して最終発泡体を製造する第2工程と、次の最終発泡体の製造の準備として、加熱板の温度をT1 より5°C以上高いT2 とし、上記型の再昇温を促進し、同型が次の中間発泡体中の発泡剤の残部の発泡を誘起させる温度となった後、加熱板の温度を再びT1 に戻す第3工程と、からなり、順次最終発泡体を製造することを特徴とする。
請求項(抜粋):
ポリオレフィン、架橋剤及び発泡剤を含む発泡性組成物を金型に充填し、加圧下で加熱して上記発泡剤の一部を分解させ発泡を誘起せしめた後、高温熱時に除圧し上記金型から取り出して中間発泡体を製造する第1工程と、その後、上記第1工程で得られた中間発泡体を、内部に冷媒流路を設けた側方型枠(11)と、該側方型枠を上下から固定し該側方型枠と共に最終発泡体の形状寸法に対応した非密閉の空間を形成するように配設され、且つ内部に冷媒流路を有する一対の平板(12)と、からなる冷却成形用型(1)内に入れ、該冷却成形用型の上下に配設された一対の加熱板(2)を、該各加熱板に設けられた流路に熱媒を注入することにより温度T1 になるように加熱して、上記冷却成形用型を介して常圧下で上記中間発泡体を加熱することで、上記発泡剤の残部を分解させ発泡を誘起せしめ、次いで、上記冷却成形用型の平板及び上記側方型枠の各冷媒流路に冷媒を注入することにより、発泡体の外周面を均一に冷却して、最終発泡体を製造する第2工程と、更に、次の最終発泡体の製造の準備のために、上記冷却の終了後、冷媒の注入を停止すると共に、上記加熱板温度をT1 より5°C以上高いT2 に設定することにより冷却成形用型の再昇温を促進し、該冷却成形用型が次の中間発泡体中の発泡剤の残部の発泡を誘起せしめる温度に到達した後に、前記加熱板の温度を再びT1 に戻す第3工程と、からなり、順次最終発泡体を製造することを特徴とするポリオレフィン発泡体の製造方法。
IPC (7件):
B29C 67/22 ,  B29C 39/02 ,  B29C 39/38 ,  C08J 9/06 CES ,  B29K 23:00 ,  B29K105:04 ,  B29K105:24

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