特許
J-GLOBAL ID:200903035482267339

自動変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 阿部 英幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-170755
公開番号(公開出願番号):特開平9-329224
出願日: 1996年06月11日
公開日(公表日): 1997年12月22日
要約:
【要約】【課題】 ワンウェイクラッチと並設されたエンジンブレーキ用摩擦係合要素のダウンシフト時の係合をワンウェイクラッチの作動状況に応じて制御することで、ショックの少ない迅速かつ的確な変速を行う。【解決手段】 自動変速機Tの油圧制御装置3と電子制御装置5とからなる係合圧制御手段は、スロットル開度(θ)が所定領域にあり、ダウンシフトであるときに、エンジンブレーキ用摩擦係合要素B3の係合圧を、所定時間だけ係合が生じる寸前の低圧値に保持しつつ、ワンウェイクラッチF2のロックを待ち、ロック成立時には、係合が維持される定常圧に切換え、ロック不成立のときには、徐々に高めていく調圧を行い、ワンウェイクラッチF2のロックによる変速段の達成を優先させて、摩擦係合要素B3の係合初期の食いつきによる変速ショックを防ぐ。
請求項(抜粋):
所定の変速段達成のために正駆動によりロックして、変速機構中の回転要素を係止するワンウェイクラッチと、該ワンウェイクラッチと並設されて、前記回転要素を前記変速段達成のために係止可能なエンジンブレーキ用摩擦係合要素とを備える自動変速機であって、車両のアクセルペダルの踏込み量を検出するスロットル開度検出手段と、前記変速段へのシフトを検知するダウンシフト検出手段と、前記エンジンブレーキ用摩擦係合要素の係合圧を制御する係合圧制御手段と、を有する変速制御装置において、係合圧制御手段は、スロットル開度検出手段により検出されるスロットル開度が所定領域にあり、ダウンシフト検出手段により検出されるシフトが前記変速段へのダウンシフトであるときに、所定時間内に変速が終了したか否かを判断する変速判断手段と、エンジンブレーキ用摩擦係合要素の係合圧を、前記所定時間だけ係合が生じる寸前の低圧値に保持し、前記判断が成立したときに、係合が維持される定常圧に切換え、前記判断が不成立のときに、徐々に高めていく調圧手段とを有することを特徴とする、自動変速機の変速制御装置。
IPC (4件):
F16H 61/04 ,  F16H 59:04 ,  F16H 59:18 ,  F16H 59:20
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-292568

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