特許
J-GLOBAL ID:200903035504099770

車両車体のフレーム構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大房 孝次 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-300939
公開番号(公開出願番号):特開平10-129521
出願日: 1996年10月25日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【課題】 途中に曲り部1aをもったフロントフレーム1において、正面衝突時に、フロントフレーム1の曲り部1aにて生じる曲げモーメントM1 による曲げ変形を抑制し、衝突エネルギの吸収効果の向上をはかる。【解決手段】 フロントフレーム1の曲り部1aの側面部に、前後一対のビード部5,5を形成する。この前後一対のビード部5,5は、上方から下方にいくに従って互いの間隔が徐々に広くなるほぼハの字形配置に形成され、このほぼハの字形配置の前後一対のビード部5,5により、衝突荷重Fの入力時、フロントフレーム1の形状要因(曲り部1a)にて生じる曲げモーメントM1 を打ち消す方向のモーメントMが発生し、正面衝突時のフロントフレーム1の変形モードが、曲げモードから座屈に近いモードに改善され、衝突エネルギ吸収効果の向上をはかることができる。
請求項(抜粋):
車体に設けられた箱型断面のフレームであって、一端にフレームの長手方向の衝突荷重が入力したとき、相対向する面の一方が圧縮側,他方が引張側となって曲げ変形が生じやすい部位をもったものにおいて、該曲げ変形の生じやすい部位の上記相対向する面に隣り合う面の少なくとも一方の面に、上記圧縮側から引張側にいくに従って徐々に互いの間隔が広くなるほぼハの字形又は逆ハの字形配置の一対のビード部を形成したことを特徴とする車両車体のフレーム構造。

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