特許
J-GLOBAL ID:200903035548422900

メカニカルシール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳野 隆生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-294132
公開番号(公開出願番号):特開平8-152068
出願日: 1994年11月29日
公開日(公表日): 1996年06月11日
要約:
【要約】【目的】 プライマリーリングとリテーナーとの間の二次シールに摺動摩擦抵抗が小さい樹脂シールを用い、メーティングリングの軸振れや軸方向変動に追従してプライマリーリングの優れた追従性を確保し、組付状態で軸方向長さを短縮できる取付構造とし、ガスシールとして優れたメカニカルシールを提供する。【構成】 押圧手段5のディスク9の内周面10とリテーナースリーブ11の外周面12との間に所定空隙を設定し、中心に円形開口13を形成した基板14の一側面口縁部であって半径方向内外に環状リップ15,16を突設し、両リップ間にそれらを拡開方向へ付勢する弾性リング17を嵌着し且つ外側のリップよりも半径方向外方に延びた基板の外周部をフランジ部18となした樹脂シール6を用い、基板の他側面をプライマリーリング3の端面19に接触させ且つフランジ部をディスクの押圧面20で挾持し、内外リップを前記空隙内に収容し、それぞれリテーナースリーブの外周面とディスクの内周面に接触させる。
請求項(抜粋):
回転軸に密封固定したメーティングリングのシール面と、ケーシングに軸方向可動となして密封装着し且つリテーナーに設けた押圧手段にて前記メーティングリング側へ付勢したプライマリーリングのシール面とを、接触又は非接触の状態で回転密封するメカニカルシールであって、前記押圧手段のディスクの円筒状内周面とその半径方向内方に位置するリテーナースリーブの円筒状外周面との間に所定空隙を設定し、中心にリテーナースリーブを挿入する円形開口を形成した円盤状基板の一側面口縁部であって半径方向内外に環状リップを突設するとともに、両リップ間にそれらを拡開方向へ付勢する弾性リングを嵌着し且つ外側のリップよりも半径方向外方に延びた前記基板の外周部をフランジ部となした樹脂シールを用い、該樹脂シールの基板の他側面をプライマリーリングの軸方向と直交する端面に接触させ且つ内外リップを前記空隙内に収容するとともに、それぞれリテーナースリーブの外周面とディスクの内周面に接触させた状態で、前記フランジ部をプライマリーリングの端面とそれに対面したディスクの押圧面で挾持してなることを特徴とするメカニカルシール。

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