特許
J-GLOBAL ID:200903035599663715
核酸塩基配列決定法及び核酸塩基配列決定装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小川 勝男
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP1997000239
公開番号(公開出願番号):WO1998-033939
出願日: 1997年01月31日
公開日(公表日): 1998年08月06日
要約:
【要約】一端にビーズ(5),他端に磁気ビーズ(6)をもつ1本鎖試料DNA(7)の単一分子を磁力(11),レーザトラップ(3)で蛍光顕微鏡の視野内に伸長固定し,プライマー(8)を結合しポリメラーゼによる伸長反応(10)を行なう。塩基種毎に異なる蛍光体が標識された単一化学的修飾ヌクレオチド(9)のみが取り込まれる。励起レーザ(1)によるエバネッセント照射(13)で,取り込まれた単一光体のみが蛍光顕微鏡像として計測され,蛍光体の種類から塩基種を決定する。紫外レーザ(2)によるエバネッセント照射(13)により,取り込まれたヌクレオチドを標識する蛍光体を遊離し,次のヌクレオチドを取り込む。以上を繰り返しDNA塩基配列決定を行なう。単一DNA分子を用いて塩基配列決定を実行でき,数100k塩基以上のDNA塩基配列決定を効率的にできる。
請求項(抜粋):
少なくとも一部が1本鎖である鋳型核酸(7,44,45,93〜102)の一部にオリゴヌクレオチド(8,83〜92)を相補鎖結合させ,前記オリゴヌクレオチドを起点として相補鎖合成伸長反応(10)を行ない,前記鋳型核酸の核酸塩基配列の決定を行なう核酸塩基配列決定法において,(a)前記鋳型核酸の1本鎖の部分に前記オリゴヌクレオチドを結合する工程と,(b)前記相補鎖合成伸長反応が連続して進行しないように化学修飾された化学修飾ヌクレオチド(9)の1個を,前記鋳型核酸の1本鎖に相補鎖結合させる工程と,(c)前記相補鎖合成伸長反応の進行を可能とする状態にするために,前記鋳型核酸に結合していない前記化学修飾ヌクレオチドが共存した状態で,前記鋳型核酸に結合したヌクレオチドの化学構造を変化させる化学反応を行なう工程と,(d)前記工程(b),及び前記工程(c)を繰り返す工程とを有し,前記鋳型核酸の1本鎖に結合した前記化学修飾ヌクレオチドの化学構造の変化を制御して,前記核酸鋳型の塩基配列を1塩基毎に順次決定することを特徴とする核酸塩基配列決定法。
IPC (4件):
C12Q 1/68
, C12M 1/00
, G01N 33/50
, C12N 15/10
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