特許
J-GLOBAL ID:200903035607028706

有価物の回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小島 隆司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-194866
公開番号(公開出願番号):特開平8-034604
出願日: 1994年07月27日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 水溶性ニッケル塩と、このニッケル塩の錯化剤として配合された有機物と、次亜リン酸塩及びこの次亜リン酸塩が酸化することにより生成された亜リン酸塩とを含有し、アルカリ金属イオンを多量に含む無電解ニッケルめっき液中の有価物を回収することを目的とする。【構成】 めっき液にシュウ酸を添加して、液中のニッケルイオンをシュウ酸ニッケルとして沈澱除去し、これを回収した後、硫化物を加えて液中の重金属イオンを硫化重金属として沈澱除去し、これに鉱酸とカルシウム化合物を添加した後、空気中で焼成してアルカリ金属イオンを鉱酸アルカリ金属塩に、かつ次亜リン酸塩及び亜リン酸塩のリン分をハイドロキシアパタイトになすと共に、上記有機物を熱分解により除去し、次で鉱酸アルカリ金属塩とハイドロキシアパタイトの混合固形物を水に投入して溶解することにより、それぞれ分離回収することを特徴とする有価物の回収方法。
請求項(抜粋):
水溶性ニッケル塩と、このニッケル塩の錯化剤として配合された有機物と、次亜リン酸塩及びこの次亜リン酸塩が酸化することにより生成された亜リン酸塩とを含有し、アルカリ金属イオンを多量に含む無電解ニッケルめっき液中の有価物を回収する方法であって、該めっき液にシュウ酸を添加して、上記めっき液中のニッケルイオンをシュウ酸ニッケルとして沈殿除去し、これを回収すると共に、ニッケルイオン除去後のめっき液に硫化物を加えてこのめっき液中の重金属イオンを硫化重金属として沈殿除去し、次いで重金属イオンが除去されためっき液に鉱酸と酸化カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、塩化カルシウム及び有機酸カルシウムから選ばれるカルシウム化合物とを添加した後、空気中で焼成して、上記アルカリ金属イオンを鉱酸アルカリ金属塩に、かつ次亜リン酸塩及び亜リン酸塩のリン分をハイドロキシアパタイトになすと共に、上記有機物を熱分解により除去し、次いで上記硫酸アルカリ金属塩とハイドロキシアパタイトとの混合固形物を水に投入して鉱酸アルカリ金属塩を水に溶解することにより、ハイドロキシアパタイトと鉱酸アルカリ金属塩とをそれぞれ分離回収することを特徴とする有価物の回収方法。
IPC (6件):
C01B 25/32 ,  C01D 5/00 ,  C01G 53/00 ,  C02F 1/58 ZAB ,  C02F 1/62 ZAB ,  C23C 18/31

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