特許
J-GLOBAL ID:200903035644771117

溶融加工性スターチ組成物、その製造方法、およびその組成物の使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-505529
公開番号(公開出願番号):特表平11-509565
出願日: 1996年07月10日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】本発明は、生分解性スターチ組成物、その製造方法、その組成物の使用、ならびに、生分解条件下において、スターチ誘導体から製造される中間製品および/またはそれから製造される製品の崩壊速度を増加させる方法に関する。本発明によれば、組成物は、5〜99重量%の可塑化スターチ誘導体、および1〜95重量%の生分解性繊維状物質を含有する。組成物のミクロ構造は、不連続であり、スターチ誘導体を含有する相、ならびに繊維状物質および任意の孔を含有する相によって形成され、その衝撃強さが、可塑化スターチ誘導体の対応する値よりも少なくとも10%高い。組成物は、0.01〜30重量%の生分解性ポリエステル、例えば、ポリラクチド、ポリカプロラクトン、またはセルロースエステルをさらに含有してもよい。本発明によれば、生分解性スターチ組成物が、グリセロールを用いてスターチをエステル化することによって製造されて、スターチアセテートおよび酢酸を含有する混合物が形成され、次に、該混合物が生分解性繊維状物質とブレンドされて、不連続ミクロ構造を有する組成物が製造される。本発明は、組成物成分の相対量および質を変化させることによって調節することができる良好な耐水性および機械的特性を有する溶融加工性組成物を提供する。
請求項(抜粋):
a)組成物が、5〜99重量%の可塑化スターチ誘導体、および1〜95重量%の生分解性繊維状物質、を含有し、 b)組成物のミクロ構造が不連続であり、スターチ誘導体相および繊維状物質相および要すれば孔によって形成される、ことを特徴とする溶融加工性の堆肥化可能スターチ組成物。

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