特許
J-GLOBAL ID:200903035654999175

石炭ガス化炉

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 重文 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-182446
公開番号(公開出願番号):特開平6-025680
出願日: 1992年07月09日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【目的】 高効率で安定したガス化運転を行うことができる。またヒートアップの低コスト化を達成できる。【構成】 ガス化開始と同時に生成ガス圧縮機12を起動し、チャー搬送気体(生成ガス)18を配管18’へ通気する。生成ガス圧縮機12出口の生成ガス温度は、300〜350°Cの高温である。次いでヒートアップ設備のストップ弁20を開いて、チャー搬送気体(生成ガス)18の一部をヒートアップ用生成ガス23としてチャー回収用配管18’→ヒートアップ用配管19→ヒートアップ用ノズル21→回収ホッパ9の下部に取付けた払出弁24に向かい噴射して、回収ホッパ9内下部に溜まったドレンaを飛散させながら、蒸発させる。このとき、回収ホッパ9の内面に付着しているドレンaも蒸発させる。このヒートアップ用生成ガス23を回収ホッパ9→サイクロン8内にも流入させ、サイクロン8下部の配管内面に付着しているドレンを蒸発させ、このヒートアップ用生成ガス23をガス化炉本体1を出た生成ガス16と合流させて、後部へ導く。
請求項(抜粋):
微粉炭供給設備と、同微粉炭供給設備から供給された微粉炭燃料を高温燃焼ガスによりガス化して生成ガスを得るガス化炉本体と、同ガス化炉本体を出た生成ガス中からチャーをサイクロン、回収ホッパ等の機器により回収してこれをチャー回収用配管を介し上記ガス化炉本体へ戻すチャー回収設備と、上記サイクロンを出た生成ガスの一部を導入してこれを上記チャー回収用配管へチャー搬送気体として送出する生成ガスリサイクル設備等とを有する石炭ガス化炉において、ヒートアップ設備を有し、同ヒートアップ設備を、前記回収ホッパを貫通して同回収ホッパの下部に取付けた払出弁に向かい下向きに開口したヒートアップ用ノズルと、同ヒートアップ用ノズルと前記チャー回収用配管のチャー回収設備上流側とを連絡するヒートアップ用配管と、同ヒートアップ用配管に設けたストップ弁とにより構成したことを特徴とする石炭ガス化炉。

前のページに戻る