特許
J-GLOBAL ID:200903035655046481
スチレン系ブロック共重合体及びその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大谷 保
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-128596
公開番号(公開出願番号):特開平5-320281
出願日: 1992年05月21日
公開日(公表日): 1993年12月03日
要約:
【要約】【目的】 複合材料や多層材料の素材として好適な相溶化能及び接着能に優れたシンジオタクチック構造をもつのスチレン系ブロック共重合体、それを用いた樹脂組成物及び多層材料を提供すること。【構成】 高度のシンジオタクチック構造をもつスチレン系重量体セグメントと、ヘテロ原子を含むスチレン系重合体セグメント10-4〜10モル%とからなる還元粘度(TCB中、135°C,0.05g/デシリットル濃度で測定)が0.01〜20デシリットル/gのスチレン系ブロック共重合体;特定の触媒を用いてスチレン系単量体を重合させたのち、これにヘテロ原子を含むスチレン系単量体を添加して、引続き重合反応を行うことにより、前記スチレン系ブロック共重合体を製造する方法;前記スチレン系ブロック共重合体と、熱可塑性樹脂、無機充填剤あるいは有機充填剤を含有してなる樹脂組成物;前記スチレン系ブロック共重合体又は樹脂組成物からなる層を少なくとも一層有する多層材料である。
請求項(抜粋):
(A)一般式【化1】〔式中、R1 は水素原子,ハロゲン原子あるいは炭素原子,スズ原子及びケイ素原子のいずれか一種以上を含む置換基を示し、mは1〜5の整数であり、mが複数の場合、各R1 は同一でも異なるものであってもよく、またR1 はベンゼン環とともに縮合環を形成していてもよい。〕で表わされる少なくとも一種の構造単位と(B)一般式【化2】〔式中、R2 は水素原子,ハロゲン原子又は炭素数1〜8の炭化水素基,R3 は炭素に対するヘテロ原子又はヘテロ原子含有基を示し、nは1〜5の整数であり、nが複数の場合、各R3 は同一でも異なるものであってもよい。〕で表わされる少なくとも一種の前記(A)構造単位と異なる構造単位とを含有し、該(B)構造単位の含有量が10-4〜10モル%の範囲にあり、かつ温度135°Cの1,2,4-トリクロロベンゼン中、濃度0.05g/デシリットルで測定した還元粘度が0.01〜20デシリットル/gであって、前記(A)構造単位の立体規則性が高度のシンジオタクチック構造であることを特徴とするスチレン系ブロック共重合体。
IPC (4件):
C08F297/06 MRJ
, C08L 53/00 LLY
, C08L 53/00 LLZ
, C08L101/00 LSY
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