特許
J-GLOBAL ID:200903035664341780

路面車両用液圧制動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-100605
公開番号(公開出願番号):特開平7-069195
出願日: 1991年02月06日
公開日(公表日): 1995年03月14日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 車両用制動装置の構造を簡単化し,調整感度を向上させる。【構成】 圧力変調器27が設けられて,制動圧力調整弁63,64を介して後輪制動機13,14に接続される変調室26を持ち,変調器ピストン48によりこの変調室に対して区両される制御圧力空間49には,弁58により制御されて補助圧力源53の出力圧力が供給可能である。変調器ピストン48は戻しばね62により変調室26を最大容積にする制動運転及び駆動滑り調整運転用の初期位置へ押される。圧力変調器27の大きさは,変調器ピストン48のただ1つの行程で最大制動圧力が確立され,また完全に低下されるように選ばれている。後車軸制動回路IIの制動圧力の尺度として,変調室ピストンの位置センサ68の出力信号が,前車軸制動回路Iの制動圧力の尺度として,制動ペダル17の位置センサ69の出力信号が用いられる。
請求項(抜粋):
1つの車軸を駆動されかつ静的前車軸制動回路及び静的後車軸制動回路を持つ車両の制動装置が,ロツク防止装置と駆動滑り調整装置とを含み,ロツク防止装置が,少なくとも駆動される車輪の制動回路において,制動圧力調整弁を介してこの制動回路の車輪制動機に接続可能であるか又はこれに対して遮断可能な圧力変調器の変調室の容積変化による制動圧力変化の原理に従つて動作し,この圧力変調器が,機能制御弁を介して,制動装置の操作用制動液圧発生装置にあつて駆動される車輪の制動回路に付属する圧力出力口に接続可能であるか又はこれに対して遮断可能であり,駆動滑り調整装置が,空転する傾向のある車輪をその車輪制動機の付勢によつて減速する原理に従つて動作し,圧力変調器が,変調器ハウジング内に圧力漏れなく移動可能に設けられるピストンにより変調室に対して区画される制御圧力空間を持ち,この制御圧力空間を弁で制御されて補助圧力源の圧力出力口に接続するか又は補助圧力源の圧力なし貯蔵容器に接続することによつて,変調器ピストンが変調室の容積を減少するか又は増大するように移動可能であり,それにより圧力変調器が駆動滑り調整機能を果すためにも利用され,変調器ピストンがロツク防止又は駆動滑り調整のため制動圧力を変化する行程を行う時,変調室が制動液圧発生装置に対して遮断され,最大制動圧力を発生するため駆動される車輪の制動回路へ供給すべき全制動液体量を変調室がただ1つの制動圧力低下行程で収容できる大きさに,変調器ピストンの行う最大容積変化行程が設定されているものにおいて,a)制動装置(10;100)の操作されない状態において,変調器ピストン(48;48′)が戻しばね(62)により変調室(26)の最大容積に対応する位置に保持され,変調室(26)が駆動される車輪の制動回路(II)に付属する制動液圧発生装置(16)の圧力出力口(22)に接続されており,制動装置(10)が操作されるか又は駆動滑り調整装置が反応すると,変調室(26)がこの圧力出力口(22)に対して遮断され,b)制動毎に変調器ピストン(48;48′)の移動により,駆動される車輪の制動回路(II)における制動圧力の確立が行われ,c)変調器ピストンの位置又は駆動される車輪の制動回路(II)における制動圧力の監視と駆動されない車輪の制動回路(I)における制動圧力又は制動液圧発生装置(16)の機能素子のこの制動圧力に関係する位置の検出とにより動作する電子制動力分配制御装置が設けられて,通常の制動運転では,駆動される車輪の制動回路(II)における制動圧力を,駆動されない車輪の制動回路(I)へ供給される制動圧力に対して所定の関係に保持することを特徴とする,路面車両用液圧制動装置。
IPC (2件):
B60T 8/40 ,  B60T 8/48

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