特許
J-GLOBAL ID:200903035691729609
ゴム変性ビニル芳香族系樹脂組成物及びその製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
渡辺 一雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-259199
公開番号(公開出願番号):特開平5-097938
出願日: 1991年10月07日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】【構成】3〜30重量%のジエン系重合体が、97〜70重量%のビニル芳香族系重合体マトリックス中に分散相として存在してなるゴム変性ビニル芳香族系樹脂組成物において、(1)該分散相が、共役ジエン単量体単位部分の少なくとも50モル%が水素添加添加されたジエン系重合体を基体成分とする第一の分散相と、ジエン系重合体を基体成分とする第二の分散相より成っており、(2)分散相を形成するジエン系重合体に占める、第一の分散相を形成するジエン系重合体の比率が、共役ジエン単量体単位換算にて10〜95重量%であることを特徴とするゴム変性ビニル芳香族系樹脂組成物及びその製造方法。【効果】本発明の樹脂組成物は、特定種類の、特定量比の2種類のジエン系重合体の分散相をビニル芳香族系重合体のマトリックスに含有させることにより、従来品には見られない卓越した光沢、耐衝撃性を有し、好適な場合には流動性にも優れたゴム変性ビニル芳香族系樹脂組成物である。また本発明の方法は、上記樹脂組成物を連続的に塊状または溶液重合にて得ることを可能とし、その工業的価値は高い。
請求項(抜粋):
3〜30重量%のジエン系重合体が、97〜70重量%のビニル芳香族系重合体マトリックス中に分散相として存在してなるゴム変性ビニル芳香族系樹脂組成物において、(1)上記分散相が、共役ジエン単量体単位部分の少なくとも50モル%が水素添加されたジエン系重合体を基体成分とする第一の分散相と、ジエン系重合体を基体成分とする第二の分散相より成っており、(2)上記分散相を形成するジエン系重合体に占める第一の分散相を形成するジエン系重合体の比率が、水素添加前の上記共役ジエン単量体単位換算にて10〜95重量%であることを特徴とするゴム変性ビニル芳香族系樹脂組成物。
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