特許

J-GLOBAL ID：200903035705812130

ATM通話路の系切り替え方式

発明者： 池田 弘志
出願人/特許権者： 日本電気株式会社
代理人 (1件)： 京本 直樹 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-201697
公開番号（公開出願番号）：特開平6-053982
出願日： 1992年07月29日
公開日（公表日）： 1994年02月25日
要約：

【要約】【目的】2重化されたATM通話路においてセルの紛失,重複なしに系を切り替える。【構成】系構成制御部10は2重化系構成の制御を行う。系状態タグ付加部20,21は入力回線からのセルに対して系構成制御部10からの信号を基に自系のアクト/スタンバイ状態を示すタグを付加し、通話路部30,31へ出力する。両系のATM通話路部30,31からの出力セルに付加された系状態タグを系状態タグ監視部40にて監視し、アクト/スタンバイ時にはアクト側のセル出力とスタンバイ側のセル廃棄をセル出力制御部50に指示し、両系がアクト時には旧アクト系のセル出力と新アクト系のセルの一次蓄積をセル出力制御部50に指示して系切り替えを行う。

請求項（抜粋）：

宛先及び制御情報を含むヘッダ部とユーザ情報を含むペイロード部とから成る固定長のセルにより通信を行うATMの2重化された通話路系装置における2重化されたATM通話路部の系構成の制御を行う系構成制御部と、入力回線からの入力セルに対して前記系構成制御部からの系構成信号をもとに自系がアクト状態であるかスタンバイ状態であるかを示すタグを付加し自系の前記ATM通話路部へ出力する系状態タグ付加部と、両系の前記ATM通話路部からの出力セルに対して前記系状態タグ付加部により付加された系状態タグを監視する系状態タグ監視部と、前記系状態タグ監視部の指示により両系の前記ATM通話路部からのセルの回線への出力,廃棄,一次蓄積のいずれかを行うセル出力制御部とから構成され、前記ATM通話路部の系切り替え時には前記系構成制御部からの系構成信号が切り替わった時点から、旧アクト系の前記系構成情報付加部は入力セルに対して前記スタンバイ状態を示すタグを、旧スタンバイ系の前記系構成情報付加部は入力セルに対して前記アクト状態を示すタグを付与して前記ATM通話路部へ渡し、前記系状態タグ監視部では、両系からの受信セルの一方がアクト,他方がスタンバイである場合にはアクト側のセルの出力とスタンバイ側のセル廃棄を前記セル出力制御部に指示し、両系がアクト状態の場合は旧アクト系のセルの出力と新アクト系のセルの一次蓄積を前記セル出力制御部に指示し、旧アクト系からの受信セルがスタンバイになった時点で新アクト系のセル出力を前記セル出力制御部に指示することにより系切り替えを行うことを特徴とするATM通話路の系切り替え方式。