特許
J-GLOBAL ID:200903035709903067
アノード排気再循環ループを有する燃料電池システム始動手順
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
橋本 剛
, 富岡 潔
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-561024
公開番号(公開出願番号):特表2005-515603
出願日: 2002年01月04日
公開日(公表日): 2005年05月26日
要約:
主負荷(146)と接続解除されており、カソードおよびアノード流れ区域(118、120)にいずれも空気を有する燃料電池システム(100)を始動するための手順は、a)電池の両端に補助抵抗負荷(148)を接続して電池電圧を低減すること、b)アノード流れ区域排気の再循環ループ(149)を通る再循環を開始し、かつ限られた流量の水素燃料を再循環中の排気に供給すること、c)酸素が再循環ループ内に実質的に残留しなくなるまで、添加された燃料を再循環ガス中の酸素と触媒的に反応させること、補助負荷を接続解除すること、および次いでd)通常作動流量の燃料および空気をそれぞれアノード流れ区域およびカソード流れ区域内に供給し、電池の両端に主負荷を接続すること、を含む。触媒反応はアノード上で起こってもよく、あるいは再循環ループ内に配置された触媒燃焼器内で起こってもよい。このような手順によって不活性ガスパージを用いずに燃料電池システムの始動が可能になる一方、始動過程中の触媒担持体の分解が最小限に抑えられる。
請求項(抜粋):
停止中の燃料電池システムを始動するための手順であって、該停止中のシステムは、水素含有燃料の供給源と、電池電解質の一方の側面上にある電池のカソードに隣接するカソード流れ区域および電池電解質の他方の側面上にある電池のアノードに隣接するアノード流れ区域を含む燃料電池と、アノード流れ区域排気の少なくとも一部をアノード流れ区域に通して再循環させるためのアノード再循環ループとを有し、アノード流れ区域とカソード流れ区域とはいずれも空気で満たされており、主電力を用いる装置が燃料電池外部回路から接続解除されており、始動手順は、
(A) 当初100%空気であるアノード流れ区域排気の再循環ループを通る再循環を開始し、次いで限られた流量の水素含有燃料を再循環アノード排気中に供給し、かくして再循環ループ内に水素と空気の混合物を生成する段階と、
(B) 水素と酸素が触媒と接触して再循環ループを通って循環する間に、混合物中の水素と酸素を再循環ループ内の触媒上で触媒的に反応させて水を生成し、酸素が再循環ループ内に実質的に残留しなくなるまで水素含有燃料を継続して再循環混合物に添加し、この際水素と酸素が触媒に接触するとき、またはアノード流れ区域に入るときに、再循環ガスが可燃性比率の水素と酸素を含まないように、添加する燃料の流量を制御する段階と、
(C) 酸素が再循環ループ内に実質的に残留しなくなった後に、(i) アノード流れ区域内への燃料流量を通常作動の流量に増加し、(ii) 酸化剤をカソード流れ区域内に通常作動の流量で供給し、かつ(iii) 主電力を使用する装置を外部回路に接続する段階と、
を含むことを特徴とする、停止中の燃料電池システムを始動するための手順。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (10件):
5H026AA06
, 5H027AA06
, 5H027BA13
, 5H027BA19
, 5H027CC06
, 5H027KK54
, 5H027MM01
, 5H027MM08
, 5H027MM16
, 5H027MM26
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