特許
J-GLOBAL ID:200903035724023120

母材および大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた高張力鋼板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小谷 悦司 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-033344
公開番号(公開出願番号):特開平11-229078
出願日: 1998年02月16日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】0°Cを含む寒冷条件に曝されることのある橋梁等の溶接構造物の重要強度部材を対象として、母材および溶接熱影響部において降伏強度が460N/mm2 以上、引張強さが570N/mm2 以上の高張力鋼板及びその製造方法の提供。【解決手段】C、Ti、B、Nb、を含み更に擬ポリゴナイルフェライト(αq)を面積分率で5%以下とした均質なベイナイト組織を有するもので、該鋼スラブを、Nb及びBが完全に固溶する温度以上に再加熱して熱間圧延し、オーステナイト再結晶温度域で熱間圧延を完了させた後、そのまゝ直接焼入するか、または直接焼入れの後、675°C以下の温度で焼戻しする高張力鋼板の製造方法。
請求項(抜粋):
C :0.05〜0.10%(質量%、以下同じ)Ti:0.005〜0.025%B :0.0003〜0.0020%全Nb:0.005〜0.025%不溶Nb:全Nb量×0.8以下に抑え、N :以下の式を満足する量-0.004≦X≦0(X=N-0.293×Ti-1.296×B-0.151×Nb)を夫々満足する他、以下の条件式を満足し、Ceq(IIW)が0.30〜0.38%である[Ceq(IIW)=C+Mn/6+(Cu+Ni)/15+(Cr+Mo+V)/5]更に擬ポリゴナイルフェライト(αq)を面積分率で5%以下とした均質なベイナイト組織を有することを特徴とする母材および大入熱溶接熱影響部の靱性に優れた降伏強度460N/mm2 級高張力鋼板。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
FI (4件):
C22C 38/00 301 B ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/58
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (3件)

前のページに戻る