特許
J-GLOBAL ID:200903035768266020

比例ソレノイドを備えた空気調節装置用膨張弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-510399
公開番号(公開出願番号):特表平8-502575
出願日: 1993年10月13日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】空調装置などの伝熱装置のための膨張弁(10)は、膨張弁を通る作業流体の流量を制御する制御素子(20)を有している。制御素子はステム部材(28)とステム部材上を動くことができる可動部材(42)を有している。ステム部材内の内部通路(30)に通じる開口部(38)は、膨張弁を通過する冷媒の流量を調整するために、可動部材の位置を変えることにより調整されている。制御素子の可動部材は比例ソレノイド(22)のプランジャー(24)によって動かされる。比例ソレノイドはプランジャーを囲む低パーミアンスのアイソレーション・チューブ(62)を含む磁束回路を備えており、それはソレノイドのコイル(76)及びフレーム(78)を膨張弁から取り外すことを可能にしている。ソレノイドはさらに、プランジャーの位置により通る磁束が変化する可変パーミアンス・フラックス・ワッシャー(69)を有しており、それは磁束飽和領域を作るギャップ(82)から配列されている。比例ソレノイドは、制御素子の正確な制御を可能にし、膨張弁を通過する冷媒の流量の正確な規制を可能にする力/変位特性を生じさせる。
請求項(抜粋):
伝熱装置の蒸発器に流れる膨張した冷媒の流れを制御するための膨張弁であって、 本体と、磁性材料からなる可変パーミアンス素子と、非磁性材料からなるアイソレーション・メンバーと、駆動メンバーと、付勢手段と、前記アイソレーション・メンバーを囲むスリーブ・メンバー手段と、前記スリーブ・メンバー手段を取り囲む関係にある電気コイル手段と、磁性材料からなり前記コイル手段を支持するためのフレーム手段と、磁束飽和手段とを具備し、 前記本体は液状の冷媒を受け入れる入口と、膨張した冷媒を伝熱装置の蒸発器に放出する出口と、前記入口から前記出口への冷媒の流量を制御する制御素子手段を含み、 前記本体はさらに開口を有し、前記制御素子手段は前記開口からアクセスが可能であり、 前記可変パーミアンス素子は前記開口を取り囲む関係にあり、 前記アイソレーション・メンバーは前記本体上を前記開口を通って外側に延びて外側端部で終端し、前記アイソレーション・メンバーは閉じられた内部エリアを有し、前記内部エリアは前記アイソレーション・メンバー内を長手方向に延びており、 前記駆動メンバーは前記アイソレーション・メンバーの前記内部エリア内に位置してその内部を長手方向に動くことが可能であり、前記駆動メンバーは磁性材料からなり前記開口に受け入れ可能な寸法を有しており、前記駆動メンバーは前記制御素子手段と係合するように設けられており、前記制御素子手段を通る流れが前記駆動メンバーの動きに応じて変わり、 前記付勢手段は前記駆動メンバーを前記アイソレーション・メンバーの前記外側端部に向かって付勢し、 前記スリーブ・メンバー手段は磁性材料からなり、 前記電気コイル手段は電力の供給量に応じた電磁束を発生し、前記電気コイル手段は前記アイソレーション・メンバーの前記外側端部近傍に第1の端部を有し、また前記可変パーミアンス素子の近傍に第2の対向端部を有しており、 前記フレーム手段は前記スリーブ手段に接続され、前記電気コイル手段の前記両端部の間を延びており、 前記磁束飽和手段は磁束飽和領域を作るために、前記開口と前記スリーブ・メンバー手段との間に長手方向に配置されており、 前記コイル手段に供給された電力が前記駆動メンバーを前記付勢手段の力に抗して前記開口へと動かし、それにより前記制御素子手段を通る流量を制御することを特徴とする膨張弁。
IPC (2件):
F16K 31/06 310 ,  F25B 41/06
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開昭63-298415

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