特許
J-GLOBAL ID:200903035788051275

スクロール式流体機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-309735
公開番号(公開出願番号):特開平8-144985
出願日: 1994年11月18日
公開日(公表日): 1996年06月04日
要約:
【要約】【目的】 運転異常を初期段階で検知して寿命を延ばすと共に、修理作業の作業性を向上する。【構成】 固定スクロール7の内周側と外周側にラップ部7Bの温度を検出する第1の温度センサ12と第2の温度センサ13とを設け、温度センサ12,13からの検出温度に基づいてラップ部7Bの温度分布を求め、この温度分布によって現在の運転状態が運転特性マップの通常運転状態,警告運転状態,異常運転状態の領域にあるか判断し、現在の運転状態が警告運転状態であると判断された場合には、軽度の異常が発生していることを報知器によって作業者に報知すると共に、異常運転状態と判断された場合には、マグネットスイッチによって電動モータを停止して運転を停止させる。従って、初期段階の軽度の損傷に抑えることができ、また、損傷が修理不能な状態になるのを防止できる。
請求項(抜粋):
ケーシングと、該ケーシング内に旋回可能に設けられ、鏡板に渦巻き状のラップ部が立設された旋回スクロールと、該旋回スクロールに対向して前記ケーシングに固定され、鏡板に該旋回スクロールのラップ部との間で複数の圧縮室を形成する渦巻き状のラップ部が立設された固定スクロールと、前記各圧縮室のうち、最外周側の圧縮室に連通する吸込口および最内周側の圧縮室に連通する吐出口とからなるスクロール式流体機械において、前記旋回スクロールまたは固定スクロールのうち少なくとも一方のラップ部の温度分布を測定するために、該ラップ部の長さ方向に離間して設けられた複数の温度センサと、運転状態で異なるラップ部の温度分布に基づいて予め運転状態を区分する運転特性マップと、前記各温度センサによって検出したラップ部の温度分布と該運転特性マップの温度分布とを比較して運転状態を判断し、この運転状態に応じて運転を制御する運転制御手段とから構成したことを特徴とするスクロール式流体機械。
IPC (5件):
F04C 29/10 331 ,  F04C 29/10 311 ,  F04C 29/10 ,  F04C 29/10 321 ,  F04C 18/02 311

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