特許
J-GLOBAL ID:200903035830130423

車両用空調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 碓氷 裕彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-297529
公開番号(公開出願番号):特開2003-104028
出願日: 2001年09月27日
公開日(公表日): 2003年04月09日
要約:
【要約】【課題】 前席側・後席側で吹出空気温度を独立に制御可能な車両用空調装置において、後席側で最大の暖房能力が欲しい場合、ヒータコア13全体の暖房能力を後席側に向けることが可能な車両用空調装置とする。【解決手段】 前席用冷風バイパス通路15を開閉する前席用冷風側エアミックスドア16と、ヒータコア13の空気下流側で前席用温風通路31を開閉する前席用温風側エアミックスドア33とで構成し、前席用冷風側エアミックスドア16は、最大冷房側位置でもヒータコア13への再加熱風通路30を閉塞しない。これにより、後席側で最大の暖房能力が欲しい場合、前席用温風側エアミックスドア33で前席用温風通路31を閉じ、前席側への温風の供給を遮断することで、ヒータコア13を通過した温風の全量が後席用温風通路32へ向かい、ヒータコア13全体の暖房能力を後席側に向けることができる。
請求項(抜粋):
空気を冷却する冷房用熱交換器(12)と、前記冷房用熱交換器(12)より下流側に配置され、前記冷房用熱交換器(12)を通過した空気を加熱する暖房用熱交換器(13)と、前記冷房用熱交換器(12)で冷却された冷風が前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして流れる前席用冷風バイパス通路(15)と、前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記前席用冷風バイパス通路(15)を通過する冷風との風量割合を調整する前席用温度調節手段(16)と、前記暖房用熱交換器(13)で加熱され前席用温風通路(31)から供給される温風と前記前席用冷風バイパス通路(15)から供給される冷風とを混合した空気が流出する前席用吹出開口部(21、25、26)と、前記冷房用熱交換器(12)で冷却された冷風が前記暖房用熱交換器(13)をバイパスして流れる後席用冷風バイパス通路(29)と、前記暖房用熱交換器(13)を通過する温風と前記後席用冷風バイパス通路(29)を通過する冷風との風量割合を調整する後席用エアミックスドア(35)と、前記暖房用熱交換器(13)で加熱され後席用温風通路(32)から供給される温風と前記後席用冷風バイパス通路(29)から供給される冷風とを混合した空気が流出する後席用吹出開口部(38)とを備える車両用空調装置において、前記前席用温度調節手段(16)を、前記前席用冷風バイパス通路(15)を開閉する前席用冷風側エアミックスドア(16)と、前記暖房用熱交換器(13)の空気下流側で前記前席用温風通路(31)を開閉する前席用温風側エアミックスドア(33)とで構成すると共に、前記前席用冷風側エアミックスドア(16)は、最大冷房側位置とした時にも前記暖房用熱交換器(13)へ通ずる再加熱風通路(30)を閉塞しないように設けたことを特徴とする車両用空調装置。

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