特許
J-GLOBAL ID:200903035841969638

多錘溶融混合高速紡糸方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-244469
公開番号(公開出願番号):特開平6-101110
出願日: 1992年09月14日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【目的】押出機を出た後の熱可塑性ポリマー流と少量の改質剤成分流を合流させた後に流路を分岐させていく多錘溶融混合紡糸において、全紡糸錘にわたって改質剤の混合斑がなく、従って染色斑も生じない高品質の繊維を紡糸工程のみで、高速度で安定して製造する。【構成】押出機から供給される主成分ポリマー流と、溶融槽から第2の計量ポンプを介して供給される改質剤成分流とを合流させて一つの複合流とした直後に第1の静止型混合攪拌素子を通過させ、更に該複合流路を2流路以上に分岐してゆき、最終的な流路末端数が第1の計量ポンプ数と同数になるよう流路を分岐させた後、第1の計量ポンプの直前に設置された第2の静止型混合攪拌素子を通過させてから各複合流を計量し、それぞれの紡糸パックを経て改質剤が混合された糸条を紡出し、該紡出糸条を主成分ポリマーのガラス転移点以下の温度に一旦冷却してから、同糸条をガラス転移温度以上で且つ融解温度未満の加熱帯域中に非接触で走行させて延伸し、3,000m/分以上の速度で巻取る。
請求項(抜粋):
押出機から供給される主成分ポリマー流と、溶融槽から第2の計量ポンプを介して供給される改質剤成分流とを合流させて一つの複合流となした直後に、第1の静止型混合攪拌素子を通過させ、その後に該複合流路を2流路以上に分岐してゆき、最終的な流路末端数が第1の計量ポンプ数と同数になるよう流路を分岐させた後、第1の計量ポンプの直前に設置された第2の静止型混合攪拌素子を通過させ、第1の計量ポンプによって複合流を計量し、紡糸口金を装備した各紡糸パックを経て、改質剤が混合された繊維を紡出し、紡出された糸条を主成分ポリマーのガラス転移点以下の温度に一旦冷却させ、引き続き該糸条をガラス転移温度以上で且つ融解温度未満の加熱帯域中を非接触で走行させて延伸し、3,000m/分以上の速度で巻取ることを特徴とする多錘溶融混合高速紡糸方法。

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