特許
J-GLOBAL ID:200903035850532358

電気噴霧及び大気圧化学イオン化源の改良

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金倉 喬二
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-523610
公開番号(公開出願番号):特表平10-500247
出願日: 1995年03月07日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】質量分析計に接続したエレクトロスプレー(電気噴霧)及び大気圧化学イオン化源室の改良を行い、源性能の最適化及び源操作を簡素化しまた系の感度を改善した。大気圧イオン化室(60)の側面に沿って窓(46,47)を加え、操作中にエレクトロスプレー及び大気圧イオン化源を直接見ることを可能にすることによって、性能最適化のための大気圧イオン源手順を簡素化した。大気圧室の側壁に沿って伸びる円柱レンズ(64)を室内の観察用に半透明であるように配置した。この円筒状側面レンズ(33)は、エレクトロスプレー液体導入針(32)及びエレクトロスプレー室鏡板(34)から電気的に隔離した。円柱レンズとエレクトロスプレー液体導入針間の電位差を針と鏡板間に調整したものより高くした円柱レンズを操作すると、エレクトロスプレー質量分析計の改善された系感度が達成できた。
請求項(抜粋):
化学物質を分析する装置であって、 (a)溶液から大気圧又はその付近でイオンを発生させそして該イオンを真空に至るオリフィスを通して真空に搬送するエレクトロスプレーイオン源、 (b)該エレクトロスプレーイオン源は、内部で該溶液の荷電液滴が生成するエレクトロスプレー室を包含し、 (c)該溶液を該エレクトロスプレー室に搬送する手段、 (d)該溶液を該エレクトロスプレー室に搬送する該手段上の静電位を維持する手段、 (e)該荷電液滴の蒸発を助長するための手段、 (f)該溶液を該エレクトロスプレー室に搬送する該手段を囲む該エレクトロスプレー室内の静電レンズ、 (g)該静電レンズを該エレクトロスプレー室内の追加の静電レンズから電気的に隔離する手段、 (h)該溶液を該エレクトロスプレー室に搬送する該手段に反対側の該エレクトロスプレー室内の鏡板レンズ、 (i)真空に導く入口が伝導性であるオリフィス、 (j)該鏡板レンズ及び該オリフィス入口に電圧を加える手段、 (k)該静電レンズと該溶液を該エレクトロスプレー室に搬送する該手段との間の該相対電位が該鏡板レンズと該溶液を該エレクトロスプレー室に搬送する該手段との間の電位差より大きいように、該溶液を該エレクトロスプレーイオン源に搬送する該手段に調整した該静電位並びに該鏡板レンズと該オリフィス入口の電位に対して該静電レンズに静電位を調製する手段 (l)該オリフィスを通して真空に入る中性気体をポンプで排出する手段を備えた真空内の一つ又はそれ以上の真空ポンプ段階、 (m)真空に搬送される該イオンを質量分析するための一つ又はそれ以上の真空ポンプ段階内に位置する質量分析計及び検出器を包含して構成する装置。
IPC (3件):
H01J 49/10 ,  H01J 49/04 ,  H01J 49/26
FI (3件):
H01J 49/10 ,  H01J 49/04 ,  H01J 49/26
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭60-041748

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