特許
J-GLOBAL ID:200903035905719827

窒素酸化物センサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 桑原 英明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-141188
公開番号(公開出願番号):特開平10-318977
出願日: 1997年05月16日
公開日(公表日): 1998年12月04日
要約:
【要約】【課題】 外部ノイズの影響をうけることなく感度よくNOxを測定できる窒素酸化物センサ。【解決手段】 イオン導電性の固体電解質基板の片面に酸素のみに活性な参照極、その反対面に形成された酸素とNOxとに活性な検知極とよりなる起電力検出型センサセル(1)と、前記基板の片面にNOxに対して活性な電解電極と反対面に設けられた対極とよりなる電解セル(2)とよりなり、センサセルの検知極と電解セルの電解電極とを接合させた構造にし、電解セルの電極間に電流を流してセンサセル(1)の起電力をゼロにするように電解セルの電極間に電流を通し、その電流値よりNOxの濃度を算出する装置。
請求項(抜粋):
イオン導電性の固体電解質基板と、該固体電解質基板の片面に形成された酸素のみに対して活性な貴金属の参照極と、基板の反対面に形成された酸素とNO、或いは酸素とNO2に対して活性な貴金属電極或いは酸化物電極或いはこれらの混相からなる検知極とにより構成された起電力検出型のセンサセル1及び、前記基板と同種のイオン伝導性を有する固体電解質基板の片面に設けられた前記検知電極と同一の材料或いは別の材料であってNOとNO2に対して活性な電解電極と、この基板の反対面に設けられた対極とにより構成された電解セル2とから構成され、更に、該セル1の検知極と該セル2の電解電極とが接合された構造を有し、セル2の両電極間に電流を流し、電気分解によって検知電極(セル1)の表面近傍のNOとNO2をセル1の起電力をゼロになるように電気化学的酸化或いは還元させ、この際得られるセル2の電極間に流れる電流の大きさを測定して、NO及びNO2の濃度を検出することを特徴とする窒素酸化物検出センサ。

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