特許
J-GLOBAL ID:200903035915309007

艶消し性を有する熱可塑性樹脂組成物およびそれを用いた積層物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉沢 敏夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-068926
公開番号(公開出願番号):特開平9-235440
出願日: 1996年03月01日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 耐温水白化性の改良された艶消し性に優れたフィルム、シート、積層物等を得るのに有用な熱可塑性樹脂組成物の提供。【解決手段】 (メタ)アクリル酸アルキルエステル系の最内層重合体(A)、アクリル酸アルキルエステル系の架橋弾性重合体(B)、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系の中間層重合体(D)、およびメタクリル酸アルキルエステル系の最外層重合体(C)からなり、ゲル含有量が50%である多層構造重合体[II]100重量部に、メタクリル酸シクロヘキシル20〜90重量%、C1 〜C13のメタクリル酸アルキルエステル10〜80重量%、および他のビニル系単量体0〜40重量%からなる直鎖状重合体[II]1〜30重量部を配合する。
請求項(抜粋):
下記の多層構造重合体[I]100重量部に、メタクリル酸シクロヘキシル20〜90重量%、アルキル基の炭素数が1〜13のメタクリル酸アルキルエステル10〜80重量%、および共重合可能な他のビニル系単量体0〜40重量%からなるメタクリル酸シクロヘキシル含有直鎖状重合体[II]1〜30重量部を配合してなることを特徴とする艶消し性を有する熱可塑性樹脂組成物。記多層構造重合体[I](i)炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルまたは炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル(A1)80〜100重量部、共重合可能な二重結合を有する他の単量体(A2)0〜20重量部、多官能性単量体(A3)0〜10重量部、および上記単量体(A1)〜(A3)の合計量100重量部に対して0.1〜5重量部のグラフト交叉剤(A4)を重合して得られる最内層重合体(A)、(ii)炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル(B1)80〜100重量部、共重合可能な二重結合を有する他の単量体(B2)0〜20重量部、多官能性単量体(B3)0〜10重量部、および上記単量体(B1)〜(B3)の合計量100重量部に対して0.1〜5重量部のグラフト交叉剤(B4)を重合して得られる架橋弾性重合体(B)、および(iii) 炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル(C1)51〜100重量部、および共重合可能な他の単量体(C2)0〜49重量部(合計100重量部)を重合して得られる重合体のガラス転移温度が60°C以上である最外層重合体(C)、を基本構造とし、上記架橋弾性重合体(B)と上記最外層重合体(C)との間に、(iv) 炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル(D1)10〜90重量部、炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステル(D2)10〜90重量部、共重合可能な二重結合を有する他の単量体(D3)0〜20重量部、多官能性単量体(D4)0〜10重量部、および上記単量体(D1)〜(D4)の合計量100重量部に対して0.1〜5重量部のグラフト交叉剤を重合して得られるアクリル酸アルキルエステル量が上記架橋弾性重合体(B)から上記最外層重合体(C)に向って単調に減少するような少なくとも1つの中間層重合体(D)の層を有し、ゲル含有量が50%以上であることを特徴とする多層構造重合体。
IPC (6件):
C08L 51/00 LKS ,  B32B 27/30 ,  C08F265/06 MQM ,  C08F285/00 MQX ,  C08L 51/00 ,  C08L 33:10
FI (4件):
C08L 51/00 LKS ,  B32B 27/30 ,  C08F265/06 MQM ,  C08F285/00 MQX

前のページに戻る