特許
J-GLOBAL ID:200903035930307959

移動物体切り出し装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-336565
公開番号(公開出願番号):特開2001-155163
出願日: 1999年11月26日
公開日(公表日): 2001年06月08日
要約:
【要約】【課題】 移動物体のゆっくりした移動や一時的な停止の影響、ノイズによる小刻みな画素値の変動の影響などを受けずに安定に背景画像を生成し、移動物体の画像のみを適確に切り出すことができる移動物体切り出し装置を提供する。【解決手段】 平均値からのずれが大きい画素値を特異データ除去手段3で特異データとして除去し、残りの画素値の変動を近似する近似式を算出して求めた近似式表現パラメータとフレーム番号から背景画像を合成し、この背景画像との差分画像を背景差分算出手段9で算出し、差分画像の画素値を分析して差分主成分ベクトルを差分主成分算出手段11で求め、差分画像から差分主成分ベクトル方向の成分を除去し、残りの成分が大きい個所を残すマスクを入力映像の各フレームに適用して移動物体映像のみを切り出す。
請求項(抜粋):
固定背景中に移動物体が写されたカラー映像を入力とし、この入力映像から移動物体の映像のみを残し、それ以外の映像を消去して移動物体の映像のみを切り出す移動物体切り出し装置であって、前記入力映像を構成する複数のフレームを複数の区間に分割する区間分割手段と、各区間に属するフレームに対して同一位置の点の画素値をフレーム順に追いかけて、平均値からのずれが大きい画素値を特異データとして除去する特異データ除去手段と、各区間毎に画像上の各位置に対して前記特異データを除去した残りの画素値の変動を近似する近似式を算出し、近似式表現パラメータを出力する画素値変動近似式算出手段と、前記近似式表現パラメータとフレーム番号から背景画像を合成する背景画像合成手段と、入力映像中の各フレームと該フレームに対応する前記合成された背景画像との差分画像を算出する背景差分算出手段と、この算出された差分画像の画素値を分析し、差分の主成分を算出して、差分主成分ベクトルを出力する差分主成分算出手段と、前記差分画像から前記差分主成分ベクトル方向の成分を除去し、残りの成分が所定の値より大きい個所のみを残すためのマスクを作成し、このマスクを入力映像の各フレームに適用して移動物体切り出し映像を出力する移動物体マスク手段とを有することを特徴とする移動物体切り出し装置。
Fターム (12件):
5L096AA02 ,  5L096AA06 ,  5L096BA08 ,  5L096DA01 ,  5L096EA05 ,  5L096FA32 ,  5L096FA33 ,  5L096FA70 ,  5L096GA08 ,  5L096GA10 ,  5L096GA19 ,  5L096HA03

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