特許
J-GLOBAL ID:200903036005692601

水性重合体分散液

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-102502
公開番号(公開出願番号):特開平6-016711
出願日: 1993年04月28日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 少なくとも50容量%の固体容積濃度を有する水性重合体分散液を製造する。【構成】 ビニル-及びビニリデンハロゲン化物とは異なるラジカル重合性モノマーを、水性重合体出発分散液中に含有された出発重合体粒子の特定の粒径分布を有する水性重合体出発分散液を添加してラジカル水性乳化重合することによって製造する。【効果】 得られる水性重合体分散液は固体容積濃度が高められても流動抵抗が低減され、凝集物の含分が減少される。
請求項(抜粋):
少なくとも50容量%の固体容積濃度を有する水性重合体分散液において、該水性重合体分散液がビニル-及びビニリデンハロゲン化物とは異なる少なくとも1種のラジカル重合性モノマーを、重合容器中で分散剤及びラジカル重合開始剤の存在で、少なくとも1種の水性重合体出発分散液Iの添加下に、ラジカル水性乳化重合法により重合することによって得られ、この際この重合を次の条件で行う:A)添加された少なくとも1種の水性重合体分散液I中に含有された重合体の重量が、少なくとも1種のラジカル重合性モノマーの重量と水性重合体出発分散液Iの形で添加された重合体の重量とから成る全重量に対して1〜10%である。B)添加された少なくとも1種の水性重合体出発分散液Iが、n種の水性重合体出発分散液IIの同時添加によって得られる水性重合体分散液と同様な性状であり、この同時添加を次の条件で行った:a)nが2以上の整数である。b)それぞれの水性重合体出発分散液II中に分散状で存在する、各水性重合体出発分散液IIの出発重合体粒子の重量平均粒径が0〜400nmの範囲にある。c)少なくとも1種の水性重合体出発分散液IIの出発重合体粒子の重量平均粒径が0〜100nmの範囲にある。d)水性重合体出発分散液IIが、これらの分散液中に含有された出発重合体粒子の粒径のモノモダール分布を有する;この分布はdxが、それぞれの水性出発分散液II中に存在する全出発重合体粒子のx重量%の粒径がそれ未満である粒径を定義する場合には、d90-d10/d50の商が0.1〜0.6の値をとるような性質を有する。【外1】【数1】k=1/1.5〜1.5が満足されている。【外2】【数2】【外3】C)添加すべき少なくとも1種の重合体出発分散液Iの全量を、ラジカル水性乳化重合の開始前に重合容器中に仕込む。D)少なくとも1種のラジカル重合性モノマーのラジカル水性乳化重合を同モノマーの供給後に次の条件で行う:- ラジカル水性乳化重合の開始から、少なくとも1種のラジカル重合性モノマーの重合容器中への供給を、重合容器に予めすでに供給した全モノマーの重合反応率が供給のどの時点でも少なくとも80mol%であるように行う。- ラジカル水性乳化重合の開始からどの時点でも重合容器中に含有された分散剤の量が、重合容器にすでに供給された出発重合体Iの重量及び重合すべきモノマーの総量に対して0.5〜5重量%である。以上の条件下で重合することによって得られることを特徴とする、少なくとも50容量%の固体容積濃度を有する水性重合体分散液。
IPC (2件):
C08F 2/24 MBL ,  C08F 2/44 MCS
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-308002

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