特許

J-GLOBAL ID：200903036044281023

直流電源装置

発明者： 亀井 俊典 ,  川畑 理
出願人/特許権者： 三菱重工業株式会社
代理人 (1件)： 光石 俊郎 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-270798
公開番号（公開出願番号）：特開平9-117133
出願日： 1995年10月19日
公開日（公表日）： 1997年05月02日
要約：

【要約】【課題】 負荷電圧が小さくなってもインバータ(スイッチング)電流の値を小さくすることができ、インバータ(スイッチング回路)の利用率を向上させる。【解決手段】 低圧平滑回路5は、低圧交流電圧を整流回路2で整流した直流電圧を平滑してインバータ6aに送る。インバータ6aは、スイッチングパルスPに応じてスイッチング動作をしてパルス電圧を出力する。パルス電圧はトランス8で昇圧され、更に整流回路9で整流され、高圧平滑回路12で平滑される。制御回路7aには、低圧コンデンサ電圧を分圧器15で分圧した分圧電圧Vd1と、高圧コンデンサ電圧VCHを分圧器14で分圧した分圧電圧Vd2とが入力される。制御回路7aは、Vd1-Vd2が小さいときにはPDM制御をし、Vd1-Vd2が大きいときにはPWM制御に切り換える。

請求項（抜粋）：

低圧交流電圧を整流して直流電圧を出力する整流回路と、直流リアクトルと低圧コンデンサとでなり、整流された前記直流電圧を平滑する平滑回路と、スイッチングパルスが入力されるとこのスイッチングパルスのハイ・ローに応じてスイッチング動作をすることにより、平滑された前記直流電圧からパルス電圧を生成して出力するスイッチング回路と、前記パルス電圧を昇圧するトランスと、昇圧された前記パルス電圧を整流して出力する高圧整流回路と、直流リアクトルと高圧コンデンサとでなり、前記高圧整流回路から出力される直流電圧を平滑し、平滑した直流電圧を負荷に印加する高圧平滑回路と、前記低圧コンデンサに加わるコンデンサ電圧を分圧することにより、低圧コンデンサ電圧値をある分圧比で分圧した第1のコンデンサ分圧電圧を出力する第1の分圧器と、前記高圧コンデンサに加わるコンデンサ電圧を分圧することにより、高圧コンデンサ電圧値を前記トランスの低圧側の値に換算し、更にそれを前記低圧コンデンサ電圧値を分圧する分圧比と同じ比で分圧した第2のコンデンサ分圧電圧を出力する第2の分圧器と、第1のコンデンサ分圧電圧と第2のコンデンサ分圧電圧との分圧電圧差を求め、この分圧電圧差があらかじめ設定した境界電圧よりも小さいときには、パルス幅を一定幅とし且つパルス間隔は負荷に要求される電圧に応じて調整したスイッチングパルスを前記スイッチング回路に送り、前記分圧電圧差が前記境界電圧以上のときには、パルス幅を前記一定幅よりも狭くし且つパルス間隔は負荷に要求される電圧に応じて調整したスイッチングパルスを前記スイッチング回路に送る制御回路と、で構成したことを特徴とする直流電源装置。