特許
J-GLOBAL ID:200903036079882038

分散メモリ型並列計算処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 境 廣巳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-100088
公開番号(公開出願番号):特開平8-272778
出願日: 1995年03月31日
公開日(公表日): 1996年10月18日
要約:
【要約】【目的】 分散メモリ型並列計算機構の下で、計算領域の分割方向と連立一次方程式を直接法により解くときに生じる逐次計算の方向とが一致するとき、データの再配置なしに並列計算を実行して処理時間を短縮する。【構成】 ローカルメモリ及びプロセッサを含むクラスタC0 〜C3 がクロスバーネットワーク4により複数結合された分散メモリ型並列計算機構を有する。データ入力部1は連立一次方程式の係数行列のデータ配列及び右辺定数ベクトルのデータ配列を入力し、データ分割部2はデータ配列を幾つかのブロックに分割して各ローカルメモリLM0 〜LM3 上に割り付ける。各クラスタ上の行列計算部6は分割されたデータ配列単位で行列計算を実行する。データ転送部5は、ローカルメモリ間でデータの受け渡しを行うと共にデータ転送先のクラスタで行列計算が可能である旨のメッセージを送信する。計算結果は計算結果出力部3から出力される。
請求項(抜粋):
ローカルメモリと1つ以上のプロセッサエレメントからなるクラスタがクロスバーネットワークにより複数個結合した分散メモリ型並列計算機構を有すると共に、ADI法と有限差分法による偏微分方程式を差分化した多重対角行列からなる連立一次方程式であって、計算領域を分割する際の分割軸と連立一次方程式を直接法により解くときに生じる逐次計算の方向とが一致する連立一次方程式の係数行列のデータ配列及び右辺定数ベクトルのデータ配列を入力するデータ入力部と、入力したデータ配列を前記計算領域の分割に合わせて幾つかのブロックに分割して各ローカルメモリ上に割り付けるデータ分割部と、各クラスタ上に存在し、分割されたデータ配列単位で行列計算を行う行列計算部と、各クラスタ上に存在し、ローカルメモリ間でデータの受け渡しを行うと共に、データ転送先のクラスタで行列計算が可能である旨のメッセージを送信するデータ転送部と、計算結果として連立一次方程式の解を出力する計算結果出力部とを備えることを特徴とする分散メモリ型並列計算処理装置。
IPC (2件):
G06F 17/16 ,  G06F 17/12
FI (2件):
G06F 15/347 K ,  G06F 15/324
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-265066

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