特許
J-GLOBAL ID:200903036126416822

熱可塑性ポリマー用のコア/シェル型耐衝撃添加剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 越場 隆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-302467
公開番号(公開出願番号):特開平9-216967
出願日: 1996年10月28日
公開日(公表日): 1997年08月19日
要約:
【要約】【課題】 アルキルアクリレートまたはポリオルガノシロキサンゴムをベースにしたコアと、ポリアルキルメタクリレートまたはスチレン/アクリロニトリル共重合体をベースにしたシェルとで構成されるコア/シェル型の耐衝撃添加剤。【解決方法】 n-アルキルアクリレートをベースとした架橋したエラストマーのコアと、このコアにグラフトしたポリアルキルメタクリレートのシェルとからなる。コアはn-アルキルアクリレートまたはポリオルガノシロキサンゴムと多官能性架橋剤とからなる核と、n-アルキルアクリレートとグラフト剤とからなる表皮とからなり、シェルはポリアルキルメタクリレート、アルキルアクリレートのランダム共重合体またはスチレン/アクリロニトリル共重合体からなる。熱可塑性ポリマー、特にポリ塩化ビニルまたは塩化ビニルを主成分とした共重合体の耐衝撃性を良くするための添加剤。
請求項(抜粋):
アルキルアクリレートまたはポリオルガノシロキサンゴムをベースにしたコアと、ポリアルキルメタクリレートまたはスチレン/アクリロニトリル共重合体をベースにしたシェルとで構成されるコア/シェル型の耐衝撃添加剤において、下記 (a)と(b) とで構成されることを特徴とする衝撃添加剤:(a) 下記 (1)と(2) とからなる架橋したエラストマーのコア:70〜90重量%:(1) 下記?@と?Aからなり、必要に応じてさらに?Bを含む共重合体(I) の核:20〜100 重量%、好ましくは20〜90重量%:?@ アルキル基の炭素数が 5〜12であるn-アルキルアクリレート、アルキル基の炭素数が2〜12である直鎖または分岐鎖を有するアルキルアクリレートの混合物またはポリオルガノシロキサンゴム、?A 分子内に不飽和基を有し、不飽和基の少なくとも1つはCH<SB>2 </SB>=C<のビニル基である多官能性架橋剤、?B 分子内に不飽和基を有し、不飽和基の少なくとも1つはCH<SB>2 </SB>=CH-CH<SB>2 </SB>-のアリル基である多官能性グラフト剤、(ここで、芯に含まれる多官能性架橋剤と任意成分の多官能性グラフト剤の量は0.05〜5モル%)(2) 下記?Cと?Dより成るの共重合体(II)の表皮:80〜0重量%、好ましくは80〜10重量%:?C アルキル基の炭素数が 4〜12であるn-アルキルアクリレートまたは上記(1) で定義のアルキルアクリレート混合物、?D 分子内に不飽和基を有し、不飽和基の少なくとも1つがCH<SB>2 </SB>=CH-CH<SB>2 </SB>-のアリル基であるグラフト剤、(ここで、表皮に含まれるグラフト剤の量は0.05〜2.5 モル%)(b) 下記?E、?Fまたは?Gで構成され、上記コアにグラフトされたシェル、30〜10重量%:?E アルキル基の炭素数が1〜4であるポリアルキルメタクリレート、?F アルキル基の炭素数が1〜4であるアルキルメタクリレートとアルキル基の炭素数が1〜8であるアルキルアクリレートとのランダム共重合体(アルキルアクリレートの含有量は5〜40モル%) 、?G スチレン/アクリロニトリル共重合体。
IPC (3件):
C08K 7/16 KCL ,  C08F265/06 MQM ,  C08F283/12 MQV
FI (3件):
C08K 7/16 KCL ,  C08F265/06 MQM ,  C08F283/12 MQV
引用特許:
審査官引用 (4件)
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