特許
J-GLOBAL ID:200903036128950214

耐食性および溶接性に優れた鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋沢 政光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-156494
公開番号(公開出願番号):特開平8-003642
出願日: 1994年06月16日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 湿潤炭酸ガスや微量の硫化水素を含む環境中で優れた耐食性を示し、溶接性にも優れる鋼管を低コストかつ高い生産性で製造する。【構成】 重量%で、Si:0.01〜1.2%未満、Mn:0.02〜3.0%、Cr:7.5〜14.0%、Al:0.005〜0.5%を含有し、C、N、P、Sを低減し、Cu、Ni、Co、Mo、Wの1種以上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、MC値が0以上の鋼片を1050〜1300°Cに加熱し、オーステナイト単相温度領域で熱間圧延を終了して板厚3.0〜25.4mmのホットコイルとして巻き取り、少なくとも500°Cまでを0.01°C/秒以上で冷却して実質的にマルテンサイトからなる鋼とし、550°C以上Ac1変態点以下の温度に再加熱して15分以上保持し、常温まで冷却し、所定の幅に切断し、連続的に円筒状に成形しつつ鋼帯両端を電気抵抗溶接して造管する。
請求項(抜粋):
重量%で、Si:0.01%以上1.2%未満、Mn:0.02 〜 3.0%、Cr:7.5 〜14.0%、Al:0.005〜 0.5%を含有し、Cを0.03%以下、Nを0.02%以下、Pを0.03%以下、Sを0.01%以下に低減し、Cu:4.0%以下、Ni:4.0%以下、Co:2.0%以下、Mo:3.0%以下、W :3.0%以下の1種あるいは2種以上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなり、かつ数1で与えられるMC値が0以上である鋼片を、下記の工程?@〜?Bで順次鋼管とする耐食性および溶接性に優れた鋼管の製造方法。?@鋼片を1050〜1300°Cの温度に加熱した後に、金属組織が実質的にオーステナイト単相である温度領域で熱間圧延を終了して、板厚が3.0mm以上25.4mm以下のホットコイルとし、金属組織が実質的にオーステナイト単相である温度領域でホットコイルとして巻き取った後、少なくとも500°Cまでを0.01°C/秒以上の冷却速度で冷却して、金属組織が実質的にマルテンサイトからなる鋼とする工程。?A上記ホットコイルを550°C以上Ac1変態点以下の温度に再加熱して、15min以上保持した後、常温まで冷却する工程。?B上記ホットコイルを所定の幅に切断した後、連続的に円筒状に成形しつつ鋼帯両端を電気抵抗溶接して電縫鋼管として造管する工程。【数1】MC値= 80+420[%C]+440[%N]+30([%Ni]+[%Cu]+[%Co])+15[%Mn]-12([%Si]+[%Cr]+[%Mo])-24[%Nb]-48([%V]+[%Ti]+[%Al])-6[%W]ここで、[%X]は重量%で表わした元素Xの含有量
IPC (5件):
C21D 8/10 ,  C21D 9/08 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/38 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (5件)
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