特許
J-GLOBAL ID:200903036132735999
スペクトラム拡散受信機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
▲柳▼川 信
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-152735
公開番号(公開出願番号):特開平11-004213
出願日: 1997年06月11日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】 スペクトラム拡散受信機において、受信信号の相関電力を積算するための予め設定された積算周期がフェージング周期に比較して大きくずれていると、正確なパスの追従が困難となり、同期捕捉能力が低下することを防ぐ。【解決手段】 フェージング周期計算器15において、復号器14で抽出された送信電力制御情報から送信電力の変位を取得し、相対的電力計算を行ってこの計算結果によりフェージンク周期を算出する。このフェージング周期に従って積算周期を決定し、フェージング周期に応じた相関電力の積算を行って、同期捕捉を正確に行う。
請求項(抜粋):
スペクトラム拡散された信号を受信してこの受信信号の逆拡散により検出される同期位相に基いて受信信号の復調をなすスペクトラム拡散受信機であって、拡散符号の位相をサーチ範囲に亘り制御しつつ前記受信号と拡散符号との相関を求める相関算出手段と、前記拡散符号の各位相状態における前記相関算出手段の算出出力を積算周期に亘って積算する積算手段と、前記積算手段の出力からピークパスを検出して同期位相を求めるピーク検出手段と、前記同期位相に従って前記受信信号の復調をなす復調手段と、通信相手から送信された送信電力を制御するための所定周期の送信電力制御情報を抽出して送信電力変位より相対的送信電力を求めてこの相対的送信電力に従って前記積算周期を定めるフェージング周期計算手段と、前記送信電力制御情報に従って送信電力を算出して送信する送信手段とを含み、前記フェージング周期計算手段は、充分長いフェージング周期に相当する周期で前記相対的送信電力の平均値を求め、この平均値に対する前記相対的送信電力の正負を算出し、正の符号の連続と負の符号の連続、または負の符号の連続と正の符号の連続する周期を求めて各周期の平均値を算出し、この平均値をフェージング周期とし、このフェージング周期より前記積算周期を求めるよう構成したことを特徴とするスペクトラム拡散受信機。
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