特許
J-GLOBAL ID:200903036175940790

磁性流体を利用した密封装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 世良 和信 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-299248
公開番号(公開出願番号):特開平10-132089
出願日: 1996年10月24日
公開日(公表日): 1998年05月22日
要約:
【要約】【課題】 磁性流体を使用する密封装置の密封性能を向上することにあり、軸の回動時の偏心による磁性流体の保持力が変化することにより発生するブレークの影響を抑え、密封性能を維持することを可能とする。【解決手段】 磁極部材7a(第1の磁極部)の内周面及び複数本の環状溝8a〜8kと、これら環状溝の間の凸条部9a〜9kとを有する第2の磁極部10により形成される複数の室11a〜11kをを有する密封装置であり、磁極部材7a及び第2の磁極部10は軸方向に相対移動可能であり、第2の磁極部10の複数本の環状溝8a〜8kは、第1の磁極部の移動方向の領域に延長して形成されている。
請求項(抜粋):
ハウジング部材の軸孔部と、該軸孔部に挿通される軸との間の環状隙間に配置され、この環状隙間の一方の周壁面側に配置される環状の第1の磁極部と、この第1の磁極部に対向する前記環状隙間の他方の周壁面側に、軸方向に並んだ複数本の環状溝と、これら環状溝の間の凸条部とを有する第2の磁極部と、前記第1及び第2の磁極部の間を通過する磁界を形成する磁力発生手段と、前記第1の磁極部と対向する第2の磁極部の凸条部との間に、前記磁界により保持されることで前記複数本の環状溝を複数の密封領域とする磁性流体と、を備える磁性流体を利用した密封装置において、前記第1及び第2の磁極部は軸方向に相対移動可能であり、前記第2の磁極部の複数本の環状溝は、前記第1の磁極部の移動方向の領域に延長して形成されることを特徴とする磁性流体を利用した密封装置。

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