特許
J-GLOBAL ID:200903036180863664
固体高分子型燃料電池の起動方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 司朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-123581
公開番号(公開出願番号):特開平8-315843
出願日: 1995年05月23日
公開日(公表日): 1996年11月29日
要約:
【要約】【目的】 燃料ガスに水を添加しながら運転する固体高分子型燃料電池において、起動時にアノード側のチャネルが水で閉塞していてもそれをすみやかに解消することによって、アノード層の損傷を防止しつつ起動時間を短縮することができる起動方法を提供する。【構成】 制御部は、電池本体の開路電圧を測定し(S2)、測定値が予め設定されている設定開路電圧以上であるか否かを判断する(S3)。設定開路電圧以上であれば、検出用負荷を投入し、電圧計で電池本体の電圧を測定する(S4)。そして、測定値が設定負荷電圧以上であるか否かを判断する(S5)。ステップS5で、測定値が設定負荷電圧以上になるまでは、アノード側チャネルには燃料ガスだけが供給される。ステップS5での測定値が設定負荷電圧以上になれば、アノード側チャネルに気液混合物の供給を開始し(S6)、外部負荷に対して電力の供給を開始して(S7)、通常運転に入る。
請求項(抜粋):
固体電解質膜上にアノード層とカソード層が配されてなるセルと、前記アノード層に対向して複数のチャネルが形成されたガス通路部材とを備え、通常運転時には、前記複数のチャネルに水が添加された燃料ガスを供給すると共に前記カソード層に酸化剤ガスを供給することにより前記セルで発生した電力を外部へ供給する固体高分子型燃料電池の起動方法であって、前記固体高分子型燃料電池の発電電圧を測定する電圧測定ステップと、前記電圧測定ステップで測定した電圧値が、前記固体高分子型燃料電池の正常な運転状態のときに示す発電電圧に基づいて設定された設定電圧以上であるか否かを判断する電圧比較ステップと、前記電圧比較ステップで設定電圧以上でないと判断された場合には、燃料ガスへの水の添加を停止し、設定電圧以上である判断された場合には、燃料ガスへの水の添加を開始する加水制御ステップとを備えることを特徴とする固体高分子型燃料電池の起動方法。
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