特許
J-GLOBAL ID:200903036191892992

多チャンネル音響エコー消去方法および多チャンネル音響エコー消去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-543569
公開番号(公開出願番号):特表2000-512832
出願日: 1998年04月15日
公開日(公表日): 2000年09月26日
要約:
【要約】複数の音声信号チャンネルについてのエコーを消去するために、この方法は、各チャンネルについて、ホワイトノイズのスペクトル特性を有する合成信号を生成し、複数の隣接周波数帯における周波数遮蔽しきい値を聴覚特性を使用して計算し、各周波数チャンネルにおいて、前記合成信号のレベルを前記関連する遮蔽しきい値の値とし、補助信号を得て、それが関連するチャンネルのスピーカーと関連する信号に加算され、結果信号を適応フィルタに供給し、関連する適応フィルタの出力信号を各マイクロフォンチャンネルに加算し、このチャンネルのマイクロフォンにより受信された結果信号を減算し、推定誤差を導き出し、該推定誤差に基づいて、このチャンネルに関連する適応フィルタの係数が補正されることを特徴としている。
請求項(抜粋):
Nを1以上の整数として、各々がスピーカーおよび付随するマイクロフォンを有するN個の音声チャンネルについてのエコー消去方法であって、N個のチャンネルの各々について: (a) ホワイトノイズのスペクトル特性を有し、そのスペクトルが複数の隣接する周波数帯にわたって広がり、他のチャンネルについて生成された合成信号と相関しない合成信号が生成され、 (b) 各周波数帯について、周波数遮蔽しきい値が人間の聴覚の特性を利用することにより、考慮されたチャンネルのスピーカーに関連する信号に対応して計算され、 (c) 各周波数帯において、前記合成信号のレベルが、補助信号を得るために、関連する周波数遮蔽しきい値の値とされ、 (d) 前記補助信号が、考慮されたチャンネルのスピーカーに関連する信号に加えられ、前記周波数遮蔽しきい値が、前記補助信号を不可聴にし、かつ、前記Nチャンネルの補助信号が相互に相関しないものとするように予め計算され、 (e) 予め得られた前記信号が、考慮される音声信号チャンネルに関連するスピーカーとマイクロフォンとの間の音響結合経路のインパルス応答の推定を形成する係数を有する適応フィルタに、入力として供給され、 (f) 各マイクロフォンチャンネルに関連するN個の適応フィルタから出力として得られた信号が加算され、その結果の信号が、このチャンネルに関連するマイクロフォンにより受信された信号から減算され、 (g) 前記減算の結果において得られた差から推定誤差が計算され、 (h) 考慮されたマイクロフォンチャンネルに関連する適応フィルタの係数が、関連する推定誤差の関数として補正されることを特徴とするエコー消去方法。
IPC (7件):
H04R 3/02 ,  G10K 15/00 ,  G10L 21/02 ,  H04M 1/60 ,  H04M 9/08 ,  H04M 11/06 ,  H04S 1/00
FI (7件):
H04R 3/02 ,  G10L 9/00 F ,  H04M 1/60 C ,  H04M 9/08 ,  H04M 11/06 ,  H04S 1/00 Z ,  G10K 15/00 L

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