特許
J-GLOBAL ID:200903036206664096

締め付けバンド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤沢 貞子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-137395
公開番号(公開出願番号):特開平10-299727
出願日: 1997年04月21日
公開日(公表日): 1998年11月10日
要約:
【要約】【目的】主として自動車の等速ジョイントのブーツを固定する為の締め付けバンドであり、容易に仮止めを行い、外部の接触にも安定し、本止め時には、バンド本体に設けた切込み、爪及びジョッグル部形状より均一に結合固着され、外部の衝撃にも結合部が外れず、円周方向にゆるみを生じる事のない締め付けバンドを提供することにある。【構成】バンド本体の一端部には外方に解放した台形状の切込み部、やや離れて中心部下方の下方突起部及び凹部ジョッグル部を、これと対象方向に凸部ジョッグル部を設け、本体他端部は、前記凸部ジョッグル部に嵌合する細巾部とし、本体の巾部上に本体の一端部を通過させるバックルを固着し、バックル表面端の中央部は中心方向に傾斜し、バックルの下端中央部及び本体バンドには透孔を設け、これよりやや離れて爪を末端方向に切り起こし、この爪が他端の台形状切込み部に嵌合するものである。
請求項(抜粋):
【請求項I】必要巾、必要長さを有する締め付けバンド本体の一端部は、外方に向かって解放された台形状の切込み部を設け、前記切込み部から離れた箇所に、中心部に向けて切欠し僅かに突起した突起部と、前記突起部にやや離れて中心部に向けて下方に切欠突起した下方突起部を設け、更に外方の裏面に向けて僅か傾斜した段差部の先端円形の凹部ジョッグル部と、これと対象に表面中心部に向けて傾斜した先端円形の凸部ジョッグル部とを設け、本体の他端部は、本体より細く、前記凸部ジョッグル部に嵌合する形状に形成した細巾部とし、本体巾部には、充分に本体一端部を通過させるバックルを、バックルの下端を本体巾部上に固着し、バックルの表面端の中央部は、先端部を中心部方向に傾斜するように形成し、このバックルの下端中央部及び本体バンドには透孔を設け、前記バックルからやや離れ、本体の末端方向に切り起こしてなる爪を設け、この爪の巾は、本体一端部の台形状切込み奥部に嵌合する巾としたことを特徴とする締め付けバンド。【請求項II】必要巾、必要長さを有する締め付けバンド本体の一端部は、外方に向かって開放された台形状の切込み部を設け、前記切込み部をやや離れた処に略正方形状の孔、次ぎに中心部に向けて切欠し僅かに突起した突起部と、前記突起部にやや離れて中心部に向けて下方に切欠突起した下方突起部を設け、更に外方の裏面に向けて僅か傾斜した段差部の先端円形の凹部ジョッグル部と、これと対象に、表面中心部に向けて傾斜した段差部の先端円形の凸部ジョッグル部とを設け、本体の他端部は、本体より細く、上記凸部ジョッグル部に嵌合する形状に形成した細巾部とし、本体巾部には、充分に本体一端部を通過させるバックルを、バックルの下端を本体巾部上にに固着し、バックルの表面端の中央部は、先端部を中心部方向に傾斜するように形成し、このバックル及び本体バンドには透孔を設け、前記バックルからやや離れ、本体の末端方向に切り起こしてなる爪を設け、この爪の巾は、本体一端部の台形状切込み部に嵌合する巾とし、この爪の近くに、中心部に向けて切欠突起した突起部を設けることを特徴とする請求項第1項の締め付けバンド。【請求項III】締め付けバンドの仮り止め時には、器具または手で、バンド本体の一端部を他端部のバックルを通過させて円形状に形成すると、バックルの中央傾斜部の先端部が、本体一端部に設けた突起部の切欠箇所に係止することを特徴とする請求項第1項又は第2項の締め付けバンド。【請求項IV】締め付けバンドの本止め時には、本体の一端部台形切込みの奥端が、切り起こした爪に嵌合し、この後に爪と一端部を圧接し、本体他端の細巾部は、一端部の表面に向けた凸部ジョッグル部の裏面に収まり、バックル下部の板厚による段差を、本体に設けた裏面中心部方向の凹部ジョッグル部にて補い、バックル及び本体に設けた透孔には、一端部に設けた下方突起部が係止されてのち、工具によってバックルを円中心方向にかしめることを特徴とする請求項第1項、及び第2項、第3項の締め付けバンド。
IPC (2件):
F16B 2/08 ,  F16D 3/84
FI (2件):
F16B 2/08 Q ,  F16D 3/84 R

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