特許
J-GLOBAL ID:200903036208430254

耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-140479
公開番号(公開出願番号):特開平5-140645
出願日: 1991年06月12日
公開日(公表日): 1993年06月08日
要約:
【要約】【目的】 耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管を製造することを可能にするための技術を提供する。【構成】 耐食性はC≦0.05%、Cr:11〜17%とすれば良好である。熱間加工性はC+0.08N≧0.06を満足し、Ni:1.5〜5%あるいはさらに、Cu:0.5〜2%を添加すれば良好となる。【効果】 耐食性については、C量の制限とCrの添加により向上する。また、熱間加工性はC、NのバランスとNiまたはNi+Cuの添加により、熱間加工温度域にてδフェライト相分率を低減化とその形態制御が達成できるために良好となる。さらに、オーステナイト化温度を厳しく制限することにより細粒化が可能となり、耐SSC特性と靭性が著しく向上する。
請求項(抜粋):
重量%として、C ≦0.05%、 Si≦0.50%、Mn≦1.0%、 P ≦0.03%、S ≦0.01%、 Cr:11〜17%、Ni:1.5〜5%、Al≦0.05%、N:0.02〜0.1%で、かつC(%)+0.8N(%)>0.06を満足する成分を含み、残部が実質的にFeおよび不可避的不純物からなる鋼を熱間加工し室温まで自然放冷した後、Ac3 変態点+10°C〜Ac3 変態点+200°Cの温度に加熱し室温まで空冷以上の速度にて冷却し、続いて、Ac1 変態点以下の温度にて焼きもどし処理することを特徴とする耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無鋼管の製造法。
IPC (3件):
C21D 8/10 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/40

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