特許
J-GLOBAL ID:200903036234244752

遺伝子機能の決定法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-569419
公開番号(公開出願番号):特表2003-533981
出願日: 2001年03月21日
公開日(公表日): 2003年11月18日
要約:
【要約】本方法は、微生物における特異的な表現型の発現に必須である遺伝子、ORFおよび他の核酸分子の同定に有用である。この方法は機能が未知の特別な遺伝子または遺伝要素を含有する染色体組込みベクターと一緒にインビトロ転位を使用する。続いて組換えが良い宿主のベクターを用いた形質転換、そして最初に非組込み条件下での成長、そして次に組込み条件下での成長、その後に単回または二重交差反応のいずれかに関する選択スクリーニングにより、遺伝子機能を決定するための表現型スクリーニングに供することができる形質転換体を生じる。
請求項(抜粋):
組換えが良い微生物中の、特異的な表現型の存在の原因となる必須遺伝子の同定法であって:a)インビトロで:(i)少なくとも1つの第1遺伝子マーカーを含んで成る転移因子;(ii)転移因子を必須遺伝子へ挿入するためのトランスポザーゼ;および(iii)必須遺伝子を含む標的DNA、該遺伝子は組換えが良い微生物のゲノムに相同体を有する;を適当な条件下で接触させ、これにより転移因子が必須遺伝子内に挿入してトランスポゾンが破壊した遺伝子を形成し;b)トランスポゾンが破壊した遺伝子を適当なベクター中にクローニングして染色体組込みベクターを形成し、該ベクターは少なくとも1つの第2遺伝子マーカーを含んで成り;c)自然には形質転換できない組換えが良い微生物を、工程(b)の染色体組込みベクターを用いて形質転換させて形質転換体を作成し;d)第1遺伝子マーカーを発現している形質転換体を同定することにより、染色体組込みベクターと形質転換体のゲノムとの間で染色体の組込みが起こらない条件下で工程(c)の形質転換体を選択し;e)工程(d)で同定した形質転換体を、染色体組込みベクターと形質転換体のゲノムとの間で染色体組込みが起こる条件下で培養し;f)第1遺伝子マーカーか、または第1および第2の両遺伝子マーカーの両方、のいずれかを発現する工程(e)の形質転換体を選択し、これにより単回または二重交差反応のいずれかを受けた形質転換体が同定され;g)単回または二重交差反応のいずれかを受けた工程(f)の形質転換体を、特異的な表現型の存在についてスクリーニングし、ここで特異的な表現型について陽性の形質転換体はトランスポゾンが破壊した遺伝子を含み;そしてh)特異的な表現型について陽性である工程(g)の形質転換体からトランスポゾンが破壊した遺伝子を単離する、ことを含んで成る上記方法。
IPC (2件):
C12N 15/09 ZNA ,  C12Q 1/68
FI (2件):
C12Q 1/68 A ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (18件):
4B024AA20 ,  4B024CA04 ,  4B024CA06 ,  4B024CA09 ,  4B024DA05 ,  4B024DA06 ,  4B024DA07 ,  4B024DA11 ,  4B024DA12 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024HA12 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ05 ,  4B063QQ43 ,  4B063QR32 ,  4B063QR55 ,  4B063QS34

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