特許
J-GLOBAL ID:200903036234797441
捲取性の改善された、高伸度ポリエステル紡出糸の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-307213
公開番号(公開出願番号):特開2000-136437
出願日: 1998年10月28日
公開日(公表日): 2000年05月16日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 繊維伸度向上剤を添加したポリエステルフィラメント糸の高速紡出糸において、残留伸度は維持しつつ該剤のブリードアウトに伴う“捲取不可”という致命的欠点を克服する。【解決手段】 1,000m/min以上の速度で引き取ることを特徴とする高伸度紡出糸の製造方法において重縮合反応が完結する以前の段階で、[式1]で表わされる含金属リン化合物と、リン化合物のモル数に対して、2.0〜3.2倍量のアルカリ土類金属化合物とを(重縮合系内で)反応させて得られる不溶性微粒子が、ポリマー重量を基準として0.7〜7.0%の範囲で存在する配向結晶抑制能のあるポリマーであること。(式中、R1 及びR2 は一価の有機基であってR1 及びR2 は同一でも異なってもよく、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属であって、mはMがアルカリ金属の場合は1、Mがアルカリ土類金属の場合は1/2である。)
請求項(抜粋):
下記の要件Aを満足する配向結晶抑制能を有するポリエステルに、その重縮合反応の完結後紡出以前の溶融段階で該ポリマーに対して非相溶で、紡出時に伸度向上剤として機能する有機ポリマーを、ポリマー重量を基準として0.3〜3.5%添加し、次いでこの溶融ポリマー混合物を紡糸口金を通して吐出し、最後に1,000m/min以上の速度で引き取ることを特徴とする高伸度紡出糸の製造方法。[要件A]その重縮合反応が完結する以前の段階で、下記[式1]で表されるリン化合物とアルカリ土類金属化合物とを重縮合系内で反応させて得られる不溶性微粒子がポリマー重量を基準として、0.7〜7%の範囲で存在する配向結晶抑制能のあるポリマーであり、且つ該微粒子において金属の全当量数がリン化合物のモル数に対して2.0〜3.2倍の範囲にあること。【化1】(式中、R1 及びR2 は水素原子又は一価の有機基、X1 は金属、水素原子又は一価の有機基、nは1又は0である)
IPC (3件):
D01F 6/92 307
, D01F 6/92
, D01F 6/84 306
FI (3件):
D01F 6/92 307 D
, D01F 6/92 307 F
, D01F 6/84 306 A
Fターム (12件):
4L035AA09
, 4L035BB32
, 4L035BB40
, 4L035BB56
, 4L035BB60
, 4L035BB61
, 4L035BB91
, 4L035CC13
, 4L035HH01
, 4L035HH10
, 4L035JJ25
, 4L035KK01
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