特許

J-GLOBAL ID：200903036255506790

ボイラの再熱蒸気温度制御方法および装置

発明者： 森尾 勝 ,  神垣 尚 ,  三宅 盛士
出願人/特許権者： バブコック日立株式会社
代理人 (1件)： 川北 武長
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-279302
公開番号（公開出願番号）：特開平8-135908
出願日： 1994年11月14日
公開日（公表日）： 1996年05月31日
要約：

【要約】【目的】 高頻度負荷変化の中間負荷帯において、過熱低減器の注水流量調節弁がON、OFFを繰り返すことによる過熱低減器に対する熱衝撃を軽減することができる再熱蒸気温度制御装置を提供する。【構成】 再熱蒸気温度設定器19と、再熱蒸気温度検出器17とを備え、両者の出力信号の偏差に基づいて再熱器注水流量調節弁15を制御するボイラの再熱蒸気温度制御装置において、負荷変化と再熱蒸気温度上昇率が所定値以上であることを検知して再熱蒸気温度設定器を切り換える手段23、27と、切り換え時に作動して再熱蒸気温度設定信号を出力する設定器とを備え、負荷上昇に伴って上昇する静的運転蒸気温度に所定のバイアス信号を付加したスプレ温度設定値を出力する設定用関数発生器26と、負荷上昇の経過時間の増加によって減少するバイアス値を出力するバイアス用関数発生器25と、両関数発生器の出力を加算して再熱蒸気温度設定信号として出力する加算器24を設ける。

請求項（抜粋）：

再熱蒸気温度設定値と、再熱蒸気温度検出値との偏差に基づき再熱蒸気温度調節用スプレ式減温器への注水流量を制御するボイラの再熱蒸気温度制御方法において、負荷変化中で、かつ再熱蒸気温度上昇率が所定値以上であるときは、上記再熱蒸気温度設定値を負荷によって定まる蒸気温度設定値と、負荷上昇に入った経過時間に応じて低減するバイアス値との加算値によって設定することを特徴とするボイラの再熱蒸気温度制御方法。