特許
J-GLOBAL ID:200903036299627080
内燃機関用の燃料噴射装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-241067
公開番号(公開出願番号):特開平11-082221
出願日: 1997年09月05日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関用の蓄圧式燃料噴射装置において、制御応答性の低下を伴うことなく初期の噴射率を低減させて、NOx の排出量を減少させる。【解決手段】 ニードルと連結された制御ピストン9の上部に形成される制御室8から、低圧油路16と制御弁を介して低圧側へ燃料の圧力を解放する途中の通路17の有効面積を、制御ピストン9の上昇に応じて減少させる。制御ピストン9の頂部に設けられた突起部9bに深さが変化する溝18が形成されているので、制御ピストン9の上昇と共に突起部9bが通路17内に進入すると実質的な通路となる溝18の有効面積が漸次減少する。噴射開始前は溝18の有効面積が大きいので、低圧油路16の制御弁が開弁すると制御ピストン9は急速に上昇して時間遅れなく噴射を開始するが、噴射率は最初は低く抑えられ、その後は緩やかに増大する形となるので、NOx 低減に有効なパイロット噴射等が可能となる。
請求項(抜粋):
高圧の燃料を導入する高圧油路と、先端に開口して高圧の燃料を噴射する噴孔と、噴射される燃料を前記噴孔へ導く前記高圧油路の一方の分岐部と、該高圧油路の一方の分岐部に設けられて該油路を開閉するノズルニードルと、該ノズルニードルと連動する制御ピストンと、該制御ピストンの頂面側に形成されて前記高圧油路から前記制御ピストンを噴射停止位置に向かって押し下げる燃料圧力が加えられる制御室と、該制御室に接続されて高圧の燃料を導入することができる前記高圧油路の他方の分岐部と、前記制御室を選択的に低圧側に解放することができるように前記制御室に接続される低圧油路と、該低圧油路に設けられてそれを選択的に開閉する制御弁と、前記ノズルニードルを燃料圧力によって押し上げるために前記高圧油路の一部に形成される高圧燃料溜まりと、前記ノズルニードルを噴射停止位置に向かって押圧する付勢手段とよりなる燃料噴射弁を備えている内燃機関用の燃料噴射装置において、前記制御室を前記低圧油路側に連通させる通路の有効面積が、前記制御弁の作動によって前記制御室の圧力が減少し始める時から、前記制御ピストンの移動に応じて漸次小さくなるように構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。
IPC (3件):
F02M 45/08
, F02M 47/00
, F02M 51/06
FI (5件):
F02M 45/08 B
, F02M 47/00 A
, F02M 47/00 P
, F02M 47/00 F
, F02M 51/06 Z
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