特許
J-GLOBAL ID:200903036403597988

遠心送風機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-170169
公開番号(公開出願番号):特開平10-018996
出願日: 1996年06月28日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】 遠心式送風機において、送風能力を維持しつつ騒音低減を図る。【解決手段】 隙間77cに沿って吸入口75近傍から径外方に向かう対向屈曲部位78の対向長さLを、渦巻き状の巻き始め部位74cから渦巻き状の巻き終わり部位74dに向かうほど小さくする。これとともに、対向屈曲部位78から連なるケーシング74の内壁74bとモータ73側のケーシング74の内壁74eとのケーシング高さHを、対向長さLが小さくなるに連れて大きくする。これにより、巻き始め部位74c側にて多く発生する空気の逆流を有効に防止するとともに、巻き終わり部位74dに向けて空気流路74aの断面積を大きくすることにより送風能力の向上を図る。
請求項(抜粋):
回転軸周りに多数枚の翼(71)を有し、前記回転軸方向から吸入した空気を径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、前記遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに前記遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる空気流路(74a)を構成し、前記遠心式多翼ファン(72)の回転軸周りに渦巻き状に形成されたケーシング(74)と、前記ケーシング(74)に形成され、前記回転軸方向一端側に開口する吸入口(75)と、前記回転軸方向他端側に配置され、前記遠心式多翼ファン(72)を回転駆動する駆動手段(73)と、前記多数枚の翼(71)のうち前記吸入口(75)側の端部(71a)に形成され、前記回転軸方向の断面形状が前記吸入口(75)から径外方に向けて偏向する空気流れに沿うような形状を有する環状のシュラウド(77)と、前記ケーシング(74)のうち前記吸入口(75)近傍に形成され、前記シュラウド(77)と所定の隙間(77c)を有して対向するとともに、前記吸入口(75)から径外方に向けて前記シュラウド(77)の形状に沿うように屈曲する対向屈曲部位(78)とを備え、前記隙間(77c)に沿って前記吸入口(75)近傍から径外方に向かう前記対向屈曲部位(78)の対向長さ(L)は、前記渦巻き状の巻き始め部位(74c)から前記渦巻き状の巻き終わり部位(74d)に向かうほど小さくなり、さらに、前記対向屈曲部位(78)から連なる前記ケーシング(74)の内壁(74b)と前記駆動手段(73)側の前記ケーシング(74)の内壁(74e)とのケーシング高さ(H)は、前記対向長さ(L)が小さくなるほど大きくなることを特徴とする遠心送風機。
FI (2件):
F04D 29/44 P ,  F04D 29/44 X

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