特許
J-GLOBAL ID:200903036420083939

核酸検出法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 深見 久郎 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-286503
公開番号(公開出願番号):特開2001-245698
出願日: 2000年09月21日
公開日(公表日): 2001年09月11日
要約:
【要約】【課題】 予め定められた位置の核酸塩基について種々の突然変異を高感度かつ高精度で検出できる方法を提供する。【解決手段】 まず、対象とする核酸とプライマーとをアニーリングさせる。次にターミネーターヌクレオチドと非ターミネーターヌクレオチドを含む試薬を用いてプライマー伸長反応を行う。ターミネーターヌクレオチドは目的とする野生型塩基に相補的なものである。対象とする核酸において、プライマーと対合していない3’側の最初の塩基が野生型であれば、それに相補的なターミネーターがプライマーの3’末端に結合しプライマー伸長反応は停止する。一方、当該最初の塩基が変異して野生型でない場合、非ターミネータがプライマーに組込まれ、プライマー伸長反応が進む。プライマー伸長反応後の生成物を分析すれば、野生型塩基の存在または変異を知ることができる。
請求項(抜粋):
試料中の標的核酸の存在と変異を検出または定量する方法であって、(a)対象とする核酸のテンプレート中の予め定められた位置おける標的ヌクレオチド塩基の5’側のすぐ上流にある塩基配列に相補的なプライマーを準備し、(b)前記対象とする核酸が二本鎖であれば、当該核酸を含む試料を処理して一本鎖に変性させる一方、もし前記対象とする核酸が一本鎖であれば、そのまま工程(c)に移り、(c)高ストリンジェンシーの条件下で工程(b)からの標的核酸と工程(a)からのプライマーとをアニーリングさせて、プライマー-核酸の二本鎖を得、(d)工程(c)からの前記プライマー-核酸二本鎖とプライマー伸長反応試薬とを混合し(そこにおいて、前記プライマー伸長反応試薬は、(i)前記対象とする核酸の予め定められた位置における標的ヌクレオチド塩基に相補的な1種類のターミネーターヌクレオチドを含むかまたはそのようなヌクレオチドを含まず、かつ(ii)前記対象とする核酸の予め定められた位置における標的ヌクレオチド塩基に非相補的な3種類の非ターミネーターヌクレオチドを含むものであり、さらに、必要に応じて、前記3種類の非ターミネーターヌクレオチドのうち少なくとも1種が検出可能なマーカーで標識されており)、(e)酵素または化学的手段によりプライマー伸長反応を行い(そこにおいて、前記ターミネーターヌクレオチドまたは前記非ターミネーターヌクレオチドの前記プライマーへの組込みは、前記プライマーの3’末端のすぐ下流にある前記対象とする核酸の前記プライマーと塩基対を形成していない最初の塩基の種類に左右され、前記最初の塩基が前記標的ヌクレオチド塩基であれば、それに相補的な前記ターミネーターヌクレオチドが前記プライマーの3’末端に組込まれてプライマー伸長が停止されるかまたは前記最初の塩基に相補的な塩基がないためにプライマー伸長が停止され、その結果、前記非ターミネーターヌクレオチドは前記プライマーに組込まれず、一方、前記標的ヌクレオチド塩基が別の種類のヌクレオチドに変化している場合、前記非ターミネーターヌクレオチドが、該変化したヌクレオチド塩基配列に応じて、相補的に前記プライマーに組込まれ)、かつ(f)前記プライマーに組込まれた前記非ターミネーターヌクレオチドを検出することにより、前記対象とする核酸の予め定められた位置におけるヌクレオチド塩基の存在および変異を測定することができる、方法。
IPC (6件):
C12Q 1/68 ,  C12N 15/09 ZNA ,  C12Q 1/02 ,  C12Q 1/70 ,  G01N 33/53 ,  G01N 33/566
FI (6件):
C12Q 1/68 A ,  C12Q 1/02 ,  C12Q 1/70 ,  G01N 33/53 M ,  G01N 33/566 ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (25件):
4B024AA11 ,  4B024AA20 ,  4B024CA01 ,  4B024CA11 ,  4B024GA25 ,  4B024HA12 ,  4B024HA19 ,  4B063QA01 ,  4B063QA12 ,  4B063QA17 ,  4B063QQ02 ,  4B063QQ05 ,  4B063QQ12 ,  4B063QQ41 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR08 ,  4B063QR42 ,  4B063QR62 ,  4B063QR82 ,  4B063QS03 ,  4B063QS25 ,  4B063QS31 ,  4B063QS36 ,  4B063QX02
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特表平5-504477
  • 特表平6-505394
  • 特表平5-504477
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