特許
J-GLOBAL ID:200903036423679395

ブロック共重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-302404
公開番号(公開出願番号):特開平9-143222
出願日: 1995年11月21日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 色調及び透明性に優れ、尚且つ良好な加工安定性を有するブロック共重合体又はその水添物を提供するものである。【解決手段】 例えば、スチレンブタジエンブロック共重合体の活性重合体溶液に、重合器中へ水、炭酸ガスを添加し、溶液のPHを6.5〜8.5の範囲に調整し、その溶液に、200°Cの蒸気圧が5mmHg以下のフェノール系安定剤を添加した後、溶媒の沸点以上、120°C以下の温度で、ストリッピングして得たクラム状のブロック共重合体を供給ホッパーより導入し、その下流に位置する脱水用のスリット2個と、脱気用のベント部を1個有する2軸ベント押出機を用い、供給ホッパーの前方に位置したベント部のポリマー温度が150〜250°Cで乾燥し、最終ベント部の下流で実質的に水を含まないブロック共重合体が通過するゾーンにリン系安定剤を添加し、その下流に位置したダイに導入して、ペレット状の形態を得る。
請求項(抜粋):
炭化水素溶媒中有機リチウム化合物を開始剤として、共役ジエン90〜5重量%、ビニル芳香族10〜95重量%を重合したブロック共重合体又はその水添物の溶液から溶媒をスチームストリッピングすることによりブロック共重合体又はその水添物を製造するにあたり、(1)ブロック共重合体又はその水添物の活性重合体溶液に、重合器中へ反応停止剤を添加する工程、(2)前記ブロック共重合体又はその水添物の溶液に、(A)炭酸ガス、(B)有機酸の少なくとも1種を添加し、溶液のPHを6.5〜8.5の範囲に調整する工程、(3)前記ブロック共重合体又はその水添物の溶液に、200°Cの蒸気圧が5mmHg以下のフェノール系安定剤の1種以上をブロック共重合体又はその水添物100重量部に対して0.05〜3重量部を添加する工程、(4)前記ブロック共重合体又はその水添物の溶液を、溶媒の沸点以上又は溶媒と水とが共沸する場合は共沸温度以上、120°C以下の温度で、ストリッピングし、クラム状のブロック共重合体又はその水添物を得る工程、(5)前記で得られたブロック共重合体又はその水添物のクラムを供給ホッパーより導入し、その下流に位置する脱水用のスリットを少なくとも2個と、脱気用のベント部を少なくとも1個有する2軸ベント押出機を用い、供給ホッパーの前方に位置したベント部のポリマー温度が150〜250°Cで乾燥し、最終ベント部の下流で実質的に水を含まないブロック共重合体又はその水添物が通過するゾーンにリン系安定剤を添加し、その下流に位置したダイに導入し、ダイのすぐ後に配置されたカッターで切断し、ペレット状の形態を得る工程、からなるブロック共重合体又はその水添物の製造方法。
IPC (2件):
C08F 6/10 MFU ,  B29B 9/06
FI (2件):
C08F 6/10 MFU ,  B29B 9/06
引用特許:
審査官引用 (3件)

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