特許
J-GLOBAL ID:200903036464765760
エチレン系共重合体組成物
発明者:
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
鈴木 俊一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-068281
公開番号(公開出願番号):特開平6-136193
出願日: 1993年03月26日
公開日(公表日): 1994年05月17日
要約:
【要約】【構成】 特定の物性を有し、密度およびMFRが共に異なるエチレン・α-オレフィン共重合体[A]および[B]からなるエチレン・α-オレフィン共重合体組成物と、特定の物性を有する高圧ラジカル法低密度ポリエチレンとをブレンドしてなるエチレン系共重合体組成物。【効果】 成形性に優れ、透明性、耐ブロッキング性に優れたフィルムを製造することができる。
請求項(抜粋):
[I](A-i)エチレンと、炭素数3〜20のα-オレフィンとの共重合体であって、(A-ii)密度(d)が0.880〜0.940g/cm<SP>3 </SP>の範囲であり、(A-iii)135°C、デカリン中で測定した極限粘度[η<SB>A</SB>]が1.0〜10.0dl/gの範囲であり、(A-iv)示差走査型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線の最大ピーク位置の温度(Tm(°C))と密度(d)とがTm<400×d-250で示される関係を満たし、(A-v)190°Cにおける溶融張力(MT(g))とメルトフローレート(MFR)とがMT>2.2×MFR<SP>-0.84</SP>で示される関係を満たし、(A-vi)溶融重合体の190°Cにおける応力が2.4×10<SP>6 </SP>dyne/cm<SP>2</SP>に到達する時のずり速度で定義される流動性インデックス(FI(1/秒))とメルトフローレート(MFR)とがFI>75×MFRで示される関係を満たし、(A-vii)室温におけるデカン可溶部(W(重量%))と密度(d)とがW<80×exp(-100(d-0.88))+0.1で示される関係を満たすエチレン・α-オレフィン共重合体[A]5〜95重量%と、(B-i)エチレンと、炭素数3〜20のα-オレフィンとの共重合体であって、(B-ii)密度(d)が0.910〜0.960g/cm<SP>3 </SP>の範囲であり、(B-iii)135°C、デカリン中で測定した極限粘度[η<SB>B</SB>]が0.5〜2.0dl/gの範囲であり、(B-iv)示差走査型熱量計(DSC)により測定した吸熱曲線の最大ピーク位置の温度(Tm(°C))と密度(d)とがTm<400×d-250で示される関係を満たし、(B-v)室温におけるデカン可溶部(W(重量%))と密度(d)とがMFR≦10g/10分のとき、W<80×exp(-100(d-0.88))+0.1MFR>10g/10分のとき、W<80×(MFR-9)<SP>0.26</SP>×exp(-100(d-0.88))+0.1で示される関係を満たすエチレン・α-オレフィン共重合体[B]5〜95重量%とからなるエチレン・α-オレフィン共重合体組成物であって、(i)上記エチレン・α-オレフィン共重合体[A]の密度と、上記エチレン・α-オレフィン共重合体[B]の密度との比([A]/[B])が1未満であり、(ii)上記エチレン・α-オレフィン共重合体[A]の極限粘度と、上記エチレン・α-オレフィン共重合体[B]の極限粘度との比([η<SB>A</SB>]/[η<SB>B</SB>])が1以上であり、(iii)該組成物の密度が0.890〜0.955g/cm<SP>3 </SP>の範囲であり、(iV)190°C、2.16kg荷重における該組成物のメルトフローレート(MFR)が0.1〜100g/10分の範囲であるエチレン・α-オレフィン共重合体組成物と、[II]高圧ラジカル法による低密度ポリエチレンであって、(i)メルトフローレート(MFR)が0.1〜50g/10分の範囲内であり、(ii)GPCにおいて測定した分子量分布(Mw/Mn:Mw=重量平均分子量、Mn=数平均分子量)とメルトフローレート(MFR)とが、Mw/Mn≧7.5×log(MFR)-1.2で示される関係を満たす高圧ラジカル法低密度ポリエチレンからなり、上記エチレン・α-オレフィン共重合体組成物[I]と、上記高圧ラジカル法低密度ポリエチレン[II]との重量比([I]:[II])が99:1〜60:40の範囲内にあることを特徴とするエチレン系共重合体組成物。
引用特許:
審査官引用 (3件)
-
特開平3-234717
-
特開昭61-028538
-
特開昭60-013831
前のページに戻る