特許
J-GLOBAL ID:200903036473853744

使用者の足裏の形状に適合する変形可能な内底を有する履物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田代 烝治 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-524270
公開番号(公開出願番号):特表2000-501329
出願日: 1997年11月25日
公開日(公表日): 2000年02月08日
要約:
【要約】上部(A)及び該上部に結合された、使用者の足の下側支持部分(1)を備えた履物であって、前記支持部分(1)がくつ底(2)を有し、該くつ底上に、使用者の足に接する少なくとも1つの内側の内底(6)又は中底に適合するウェッジ(3)が配置されており、かつ使用者の体重下で降伏する手段が、前記支持部分(1)内の内底の少なくとも一部分の下側に一体的に組み込まれており、かつ使用者の体重下で降伏するこれらの手段が、前記内底がシューズを履く人の固有の足裏の形状を永久にとるように、該内底を変形させる。
請求項(抜粋):
1. 上部(A)と該上部(A)に結合された下側の足支持部分(1)とから成る履物であって、この下側の足支持部分(1)がくつ底(2)を含んでいて該くつ底上にウェッジ(3)が配置されており、かつ上記下側の足支持部分が、履物使用者の足に接する少なくとも1つの内底(6)を含んでいる形式のものにおいて、使用者の足が上に載置される上記内底(6)が、該履物の少なくとも1回の使用後に、使用者の足裏の形状に追従して永久変形可能であり、これによって上記内底が使用者の足の足裏の解剖学的形状に合致する解剖学的形状をとっていることを特徴とする履物。 2. 内底(6)が、使用者の体重の作用下で降伏して該内底の変形を可能にする柔軟性の手段(11)上に、直接又は間接に乗っており、これにより、内底が永久に使用者の足の足裏の固有の形状をとっていることを特徴とする、請求項1記載の履物。 3. 柔軟性の手段が、変形可能な内底(6)の下側に位置する手段(3)内に配置された粒状材料層(11)から成ることを特徴とする、請求項2記載の履物。 4. 粒状材料が合成物質から成ることを特徴とする、請求項3記載の履物。 5. 粒状材料が粒状化されたエチルビニルアセテートであることを特徴とする、請求項4記載の履物。 6. 粒状材料が粒状化された合成ゴムであることを特徴とする、請求項4記載の履物。 7. 粒状材料が粒状化された発泡材料であることを特徴とする、請求項4記載の履物。 8. 粒状材料が天然物質から成ることを特徴とする、請求項3記載の履物。 9. 粒状材料が粒状化された天然ゴム又はコルクであることを特徴とする、請求項8記載の履物。 10. 粒状材料層(11)が種々異なる材料の粒体を含んでいることを特徴とする、請求項8記載の履物。 11. 柔軟性の手段を形成する粒体の粒径が0.5〜4mmの範囲にあり、該粒径が履物のタイプ、すなわちその使用目的によって選択されていることを特徴とする、請求項3記載の履物。 12. 粒状材料を取り囲む手段がウェッジ(3)であり、該ウェッジが上記粒状材料層を受容するキャビティー(10)を有していることを特徴とする、請求項3記載の履物。 13. 粒状材料層を受容するキャビティー(10)がウェッジの異なる領域に関連して変化する深さを有しており、該深さが、ウェッジ(3)の、使用者の足の踵に合致する領域(K)で深くなっていることを特徴とする、請求項11記載の履物。 14. 粒状材料層(11)が連続して、すなわち、使用者の足が乗る内底(6)の全範囲に亙って、配置されていることを特徴とする、請求項3記載の履物。 15. 粒状材料層(11)が分割されていて、使用者の足が乗る内底(6)の異なった領域に対応して分離して位置する異なる部分を有していることを特徴とする、請求項3記載の履物。 16. 地面上の足の衝撃力を吸収しかつそのエネルギーを履物が地面から持ち上がるときに足に戻すための、履物に一体的に組み込まれた手段(13,40及び60)を有していることを特徴とする、請求項1記載の履物。 17. エネルギーを吸収しかつ戻すための手段(13)が粒状材料層(11)内に配置されていることを特徴とする、請求項16記載の履物。 18. エネルギーを吸収しかつ戻すための手段(13)がウェッジ(3)内の、該ウェッジとくつ底(2)との間に配置されていることを特徴とする、請求項16記載の履物。 19. エネルギーを吸収しかつ戻すための手段(13)が、複数の樽形エレメントが内部に配置されている気密なハウジング有する少なくとも1つの挿入体(13)を有し、上記の複数の樽形エレメントがそれらの真中の領域で互いに結合されておりかつそれらの両端部でハウジングに結合されていることを特徴とする、請求項16記載の履物。 20. エネルギーを吸収しかつ戻すための手段に、少なくとも2つの流体を含む密封されたハウジングを有する少なくとも1つの挿入体(13)が一体的に組み込まれており、上記2つの流体の第1の流体が第2の流体によって吸収可能であって、着地により使用者によって生ぜしめられた力が吸収されかつ使用者が運動中に地面へ伝達したエネルギーの少なくとも一部が蓄えられ、、かつ上記第1の流体が上記第2の流体によって押し出され、足が地面から持ち上げられるときに、足自体に向けられた推力が生ぜしめられることを特徴とする、請求項16記載の履物。 21. エネルギーを吸収しかつ戻すための手段が、エネルギーを戻すための手段として作動する複合材料からなるエレメント(40)と粒状材料層(11)との間に位置する、エネルギーを吸収する手段として作動する柔軟性材料層(60)を含んでいることを特徴とする、請求項16記載の履物。 22. 複合材料から成るエレメント(40)が内底であって、かつ該内底の土踏まず支持領域(P)に合致する部位に配置された剛性部分を含んでおり、かつシューズ先端(57)と土踏まず支持領域(P)との間に配置された第2の、フレキシブルの部分を含んでおり、該第2の部分が、少なくとも、シューズ先端(57)とシューズの土踏まず支持領域(P)との間に位置する軸線(X)を中心とする周囲に固定可能であることを特徴とする、請求項21記載の履物。 23. 内底(40)の複合材料が織られた繊維と一体化されており、かつ剛性の第1の部分の繊維が交差されており、かつフレキシブルの第2の部分の繊維が単一方向に配列されていることを特徴とする、請求項22記載の履物。 24. 複合材料から成るエレメント(40)の剛性の第1の部分が、織られた少なくとも2つの複合材料層を含んでおり、第1の複合材料層のよこ糸及びたて糸繊維が、シューズの縦軸線(X)に対してある角度をなして一平面に位置しており、かつ第2の複合材料層のよこ糸及びたて糸繊維が上記軸線に対して、第1の複合材料層の繊維とは異なる角度の平面に位置していて、これにより上記第1の複合材料層の繊維と交差していることを特徴とする、請求項22記載の履物。 25. 織られた複合材料から成るエレメント(40)のフレキシブルの第2の部分が織られた少なくとも1つの複合材料層を含んでおり、該複合材料層のよこ糸及びたて糸繊維がシューズの縦軸線(X)に対して同じ角度の平面にある、すなわち該複合材料層のよこ糸及びたて糸繊維が単一方向に配列されていることを特徴とする、請求項22記載の履物。 26. 織られた複合材料から成るエレメント(40)のフレキシブルの第2の部分が、織られた複合材料の複数の重ね合わされた層を含んでおり、これらの層のすべてのよこ糸及びたて糸繊維がシューズの縦軸線(X)に対して同じ角度の平面にあることを特徴とする、請求項22記載の履物。 27. 複合材料から成るエレメント(40)が第2及び第3の部分(51及び52)を支持する、織られた複合材料から成る第1の部分(50)を含んでおり、かつ上記第2及び第3の部分(51及び52)がやはり織られた複合材料から成っていて内底の少なくとも中足領域(M)及び土踏まず支持領域(P)に合致する部位に配置されており、かつ上記第1の部分(50)が上記第3の部分(52)の相応するよこ糸及びたて糸繊維と同じ平面に位置するよこ糸及びたて糸繊維を有しており、これらの繊維が、交差する第2の部分(51)の相応するよこ糸及びたて糸繊維に対して異なった平面にあることを特徴とする、請求項22記載の履物。 28. 第1の部分(50)がシューズの支持壁(1)の全ての領域(M,P及びK)に延びていることを特徴とする、請求項27記載の履物。
IPC (3件):
A43B 7/28 ,  A43B 13/18 ,  A43B 13/26
FI (3件):
A43B 7/28 ,  A43B 13/18 ,  A43B 13/26
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公平6-071441

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