特許
J-GLOBAL ID:200903036483562551

ポリフェニレンスルフィドの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西川 繁明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-328708
公開番号(公開出願番号):特開平6-145355
出願日: 1992年11月13日
公開日(公表日): 1994年05月24日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 高分子量で粒状のポリフェニレンスルフィドを高収率で製造する方法を提供する。【構成】 有機アミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合物とを反応させてポリフェニレンスルフィドを製造する方法において、該反応を少なくとも下記の工程(1)及び工程(2)の二段階工程で行うことを特徴とするポリフェニレンスルフィドの製造方法。(1)水を含有する有機アミド溶媒中で、アルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合物とを170〜270°Cの温度で反応させて、ポリフェニレンスルフィドのプレポリマーを生成させる工程、及び(2)反応系に水を添加するとともに、245〜290°Cの温度で、0.5〜20時間反応を継続し、ジハロ芳香族化合物の転化率を上昇させ、かつ、該プレポリマーを高分子量ポリフェニレンスルフィドに転換する工程。
請求項(抜粋):
有機アミド溶媒中でアルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合物とを反応させてポリフェニレンスルフィドを製造する方法において、該反応を少なくとも下記の工程(1)及び工程(2)の二段階工程で行うとともに、少なくとも工程(2)において、仕込みアルカリ金属硫化物1モル当たり0.001〜0.20モルのアルカリ金属カルボン酸塩を存在させることを特徴とするポリフェニレンスルフィドの製造方法。(1)仕込みアルカリ金属硫化物1モル当たり0.5〜2.4モルの水を含有する有機アミド溶媒中で、アルカリ金属硫化物とジハロ芳香族化合物とを170〜270°Cの温度で反応させて、ジハロ芳香族化合物の転化率を50〜98モル%とし、ポリフェニレンスルフィドのプレポリマーを生成させる工程、及び(2)仕込みアルカリ金属硫化物1モル当たり2.5〜10モルの水が存在する状態となるように反応系に水を添加するとともに、245〜290°Cの温度で、0.5〜20時間反応を継続し、ジハロ芳香族化合物の転化率を上昇させ、かつ、該プレポリマーを高分子量ポリフェニレンスルフィドに転換する工程。

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